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ためらい



昨日の夜、10時半頃…オンラインになっていた修輔から

メッセージが入る。

それまで会話はしてなかったんだけど。


『まだ繋いでおいて。』


って、一言だけのメッセージを残して

私が返事をする間もなく

すぐにオフラインになってしまった。( ̄ー ̄;




まだ職場だったのかな?って思ったけど

わざわざ『まだ繋いでおいて』なんて言い残して

オフラインになる事なんて、今までなかった。

何か、話したい事でもあるのかなと思った。




修輔の家と職場は、それほど遠くなくて

日付が変わる前には、またオンラインになった。




『なんか今日は疲れたなぁ…。』

すぐに話しかけてきた。



『どうかした?』


『うん?』


『 "まだ繋いでおいて" なんて今まで言った事なかったから。(笑)』


『うん。(笑) 上司と大喧嘩しちゃってさ。

 頭がショートした感じ…。』



『そうなんだ…。大変だね。(^_^;』


『うん…アホな上司持つと大変…。

 デスクをバーンって叩いて、叫んじゃったよ。(笑)』



『うわぁ…。想像できない…。』


『なにが?』


『修輔が、怒ってるとこ。(笑)』


『実は怒りっぽいんだよ。(笑)

 っていっても、理不尽な事されたりした時だけだけどさ。』




私は温厚そうな修輔しか知らないから

本当に、そんなとこ想像出来ないんだけど

人間だから怒る事だってあるよね。(^_^;

仕事だったら、なおさら色々あるだろうし…。

当たり前な事なのに

なぜかちょっとびっくりした。




『会いたいなぁ…。』


ぽつっと修輔が言った。


『うん…。』




キーボードを打つ指が止まった…。

『私も会いたいよ。』って、打とうと思ったんだけど…。

そう打ってしまったら

修輔が会ってくれそうな気がして、打てなかった。

なんでだろ…。

ちょっと精神的にまいってそうな時だから

私がそんな事言ったら

会う為に無理してくれちゃいそうな気がしたから…かな。




よくわからないけれど…

自分が『会いたい。』って言っちゃいけないような気がした。

私って、アマノジャクなのかな。

ほんとは、そんな時に私に会いたいって思ってくれる事が

すごーく嬉しかったのに。

なんで素直に言えないんだろう…。





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『うん。』って入力しながら

思わず嬉しくて、顔がにやけてしまった…。

全く…すぐに顔に出ちゃうくせに

素直な言葉は出てこないんだから…。(^_^;



2003年10月15日(水)

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