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Kiss



ラブホテルの部屋に入る…。

あまりにも久し振り過ぎて

部屋の中を見た瞬間

緊張する気持ちとは裏腹に

つい、キョロキョロと中を見渡してしまった…。




大きなベッドと、小さめのソファー、テーブル…。

あまりけばけばしい部屋ではなく

普通のお家の部屋という感じだった。





ソファーに並んで腰掛ける。

…すごく、落ち着かない。

心臓の音が、修輔にまで聞こえるんじゃないかと思う位

ドキドキしてる…。




何を話してたか、あまり覚えてない。(^_^;

わけのわからない会話をしてたかも…。





しばらくして修輔が


『チョコ、食べるか?』


って、聞くから


『うん…。』 って答えた。






『季節限定のもあったんだけどさ、定番の方を買ってきた。(笑)』


へぇ…季節限定のチョコもあるんだ…。




修輔がチョコの包みを開けて

1つ、チョコを取り出して、私に向かって


『はい、あーん。(笑)』


って、言いながら食べさせてくれようとする。


『もう、子供じゃないんだから。』


思わず、笑ってしまった。





でも、口を開けて食べさせてもらう。


『おいしい?』


『うん、おいしい。』


『全部食べて帰らないとな。(笑)』


言いながら、修輔は自分でチョコを

口にほおりこんだ。





チョコレートが、口の中で溶けてなくなる頃

横から抱きしめられた…。

目尻のあたりから、頬にむかって何回か短いキス…。

修輔と目が合う。

そのまま吸い込まれるように、唇を重ねた。




チョコの味がした…。(///∇//)





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2003年08月19日(火)

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