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時間限定



『10分だけね。』

そう言いながら

昨日の夜、修輔が話しかけてきた。

お休みの日の夜

メッセがオンになる事は珍しい。

自宅では、奥さんとお子さんにパソコンを占領される事が多くて

修輔はあまり使えないらしい。



『10分だけかぁ…。』と、思ったけど

ほんの少しの時間でも話が出来るのは

素直に嬉しかった。




『のあは、10分じゃ満足できないかなぁ?』

なんて、言うから

『10分って、チャットが?』

って、少し意味深に言ってみた。




『チャットだよ。あっちの方は、体調とかによって違うよ。
 
 10分って事はないけど。(笑)』 だって。




やっぱり、ちゃんと気づいてたんだ…。

誰でも気づくのかな。(^_^;




ちょっとした違う意味を含ませた言葉に

ちゃんと気づいて

それに反応した答えをくれる修輔とのやりとりが

私には、とても面白く思える。








修輔と初めて話をした後

同じチャットで待機している修輔を見かける事があったけど

『もう話したくないのかな…?』と思った私は

部屋に入るのをためらった。



そんな事、気にせず

修輔の待っている部屋に入って

話をすればよかったのだけど

私には入る勇気がなかった。

2,3回、修輔の姿を見つけながら

部屋に入れずにいた時

何気なく待ち合わせ用の掲示板を見た。

そこには、修輔から私に宛てたメッセージがあった。



『また話したいね。』



そのメッセージを見て、ほっとした。

また話したいと思ってくれてたんだって。




そして私は

ようやくまた、修輔と話をする事ができた。

でも、その後も数回は

メアドも聞かれなかったし

チャットの待ち合わせをする事もなかった。




修輔は

『チャットは、アツクなりすぎないようにしてるんだ。』

なんて言ってた。





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おかしな人だと思った。(^_^;



2003年06月16日(月)

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