さてさて、仕事だねー!いつものように彼にメールして出勤!
01/06/11 8:34 S:おっはーー!!
おはよ!う〜〜・・・ねむ!!んでも、仕事だべ!Aくんも仕事やね。 一緒に頑張ろうね〜ん!だいたい、Aくんは忙しすぎなのだ・・・ 無理しちゃダメやからね!ファイト♪だいしゅき(照)チュッ♪♪
というわけで、忙しく仕事してたさ! 午前11時すぎくらい、仕事場にうちのお母さんから電話が かかってきた。 実家に住み着いている猫の具合が悪いらしい。 「いいよー、連れといで」と言ったらやってきた。
完全に努力性の呼吸。実は1〜2ヶ月前から気になってたのだ。 どうも、食欲がなく元気もない・・・様子がおかしいらしい。 そこで、レントゲンを撮った。 そしたら、とんでもないことがわかったさ。
「横隔膜ヘルニア」だった。 これは、「横隔膜」が何らかの事情で破れて、そして、肺側に 腸などの内臓が上がってしまい、肺が押しつぶされて、呼吸 困難になってしまったのだ。 このままでは、弱る一方でどうしようもない・・・ 昼から、緊急手術をすることになった。
手術は、まず、肺側に入りこんでいる内臓を、腹腔内にもどし、 それから、やぶれた横隔膜を縫い合わせるというもの。 呼吸がおかしいのに、1〜2ヶ月前から気がついていたから 経過は長いと思われる。 経過が長いと、内臓が肺側に癒着を起こしているかもしれない。 そうなると、とっても大変なのだ。
しかも、手術がうまくいったとしても、長い間血液の流れが 異常だったのを、普通に治すことによって、心臓がびっくりして 麻痺を起こすかもしれない・・・・ 猫の生還率は五分五分だ。 でも、やらないわけにはいかない。
あたしと、もう1人のスタッフは急いでオペの準備にかかった。 器具や布を滅菌し、猫に点滴をする。 点滴をするにも、血流障害があるため血管がめちゃくちゃ 細くなっていて、針が入らない・・・ 前足の皮膚を少し切り、血管に針を入れて点滴を施した。
20分くらいでオペの準備をし、ちょこっとお菓子を食べて オペにかかった。
猫に麻酔をかけ、お腹の毛をバリカンで刈った。 そして、刈ったところを消毒。消毒している間にも、猫は チアノーゼを起こし始めた。 「チアノーゼ」とは、血液循環が悪くて、舌の色が悪くなること。 そこで、気管確保。人工呼吸をはじめた。
手術台に猫を置き、手足をしばり、心電図をとりつける。 そして、もう一度お腹の部分を消毒し、滅菌された布が そこへ敷かれた。
猫の準備をしている間に、先生(執刀者)とあたし(助手)は 手術着をきて、滅菌手袋をはめた。
オペ開始。 メスでお腹を切る。10�僂�らい切った。皮膚を切った後、 腹膜を切った。そしたら、胸の部分に腸が入ってるのが 見えた。 腸をずるずると、外へ出してみる。そしたら、大腸や胃、 そして、肝臓までも胸側に入りこんでいた。
慎重に腸をお腹側へ持っていった。が、途中でひっかかって うまく引っ張れないようになってしまった。 恐れていた癒着が起きていたのだ。 いくつか、癒着している部分を切り離したけれど、 それでも、すべての腹側の内臓が出てきてくれない。
「もっと切ろう」と先生が言って、胸へさらに傷を広げた。 さらに癒着が起こっていたのは、肝臓部分だった。 肝臓は、少しでも圧迫するとすぐに出血してしまう。 傷つけると多量出血で、死んでしまうかもしれないのだ。
だけど、うんと奥の方で癒着が起こっていた。 胸の奥を覗いて見ると、ビワくらいの大きさの心臓が ピコピコと動いていた。 「これ以上、胸部分を切れない・・・」絶望的な先生の 声が聞こえた。
先生の指よりも、あたしの指のほうが細いので、どの辺で 癒着が起きているのか、さぐってみた。 そしたら、胸の脂肪の部分に細いスジみたいなのが 指に触れた。 「先生?これなんでしょう?」とあたしが言って、その 脂肪をひっぱってみた。
脂肪は少々乱暴に扱っても、出血することはない。 脂肪についているそのスジをたぐってみると、肝臓に つながっていた。 そして、いとも簡単にプリン!と肝臓がお腹側に 入ってきたのだ! 「ラッキー!」と先生と喜んださ!!
その下に隠れていた「横隔膜」をカンシでキャッチ! 「横隔膜つかめました!」と確認して、「おっしゃ!」と 先生もOKを出した。
ここで、胃にガスがたまってきているのに気がついた。 「先生、胃が膨らんできてます・・空気が入ってる」と あたしが言ったら、「気管にちゃんと入ってるはずだけど、 確認しよう」と、気管チューブを確認していた。 そしたら、麻酔がさめかけた。
ブホ!ブホ!!と猫がなると、腹圧があがって内臓が 飛び出てきた。「おっとっとー!」とあたしは慌てて 両手で内臓を押さえた。冷えたらだめだしねー。 「おっけー!麻酔あげるよ」確認した後、再びオペ続行。 あたしは、出てきた内臓(胃腸)を再びお腹へグイグイ入れた。
そして、やっとつかんだ「横隔膜」を縫い合わせていく。 「横隔膜ヘルニア」になってから、時間が経っているので 「横隔膜」自体が萎縮してしまっていた。それでもなんとか 縫い合わさないといけないのだ。 四苦八苦しながら、縫い合わせていく。 萎縮してしまって、縫い代がないところは、肋骨の軟骨部分に 縫い合わせた。
そして、「横隔膜」を形成し、胸部分とお腹部分をきっちり わけたのだ!!!! 後は、大きく開けた傷口を縫い合わせていくだけ。 先生とあたしは、手早く縫い合わせた。 そして、麻酔を切ったのだ・・・ 手術時間は約1時間半。後は、麻酔が覚めるのを待つだけだった。
体温を測ると35.6℃。平熱は38.5℃くらいだから かなり体温が低下していた。手術台はもちろん保温式で 温かいのだけど、それじゃ間に合わないので、ドライヤーで 温め続けた・・・
午後3時前だったから、午後の診察がはじまってしまう。 先生をはじめ、あたしたちスタッフもお昼ご飯を食べる暇なく 働きづめだった。
オペ終了してから、約二時間くらいして、猫はやっと手術台から 病室に移された。
オペ中、何度か心拍が乱れたこともあったけれど、猫は耐えた! えらい!!!!! といっても、まだまだ油断できないけれど、とにかく第一関門を 突破したのだ。
オペ前に彼に慌ててメールを送っていた。
01/06/11 12:36 S:たいへん
うちの猫を緊急オペすることに。かなり大変なの。 じゃ、また。ちゅ♪ ↑ 急いでたから、めちゃ簡素なメール(笑) で、彼からきたメールを見たのは、もう夕方だったねぇ。
01/06/11 12:40 S:えらいこっちゃ!!
そりゃ、えらいこっちゃ!! 絶対に回復させるのだ!!頑張るのだ!!ねこ!! 負けるな!!ねこ!! んじゃ、頑張れ!!チュッ♪
01/06/11 13:33 S:食事も終わり・・・
食事も終わり、1人事務にてメールをうつAがいた。 あぁ、なんてうるわしきAよ。。。 A、君はなぜそんなに素敵なのか。 あぁ、A、どうして君はビューティフォーなのか。 その答えはまいにある。 あぁ、愛って素晴らしい。
素晴らしい!!素晴らしい詩だ!!(号泣) この作者にエールを贈り、称えたもうぞ!! ということで、昼からも頑張るでっしゅ! まいも頑張るっしゅ!! しゅきっしゅ!!チュッ♪ ↑ あははは!(笑)
とにかく、足はパンパン、バテバテでした・・・・ 仕事を終えて、そのまま実家に帰った。 様子を知らせにね。 一応、手術は成功したことと、あとは回復待ちっつーのを 家族に知らせた。
午後10時くらいに、父、母、弟を連れて猫を見に行った。 だいぶいいみたい・・・けど、まだまだだねぇ。。 ふぅ・・・ そして、帰宅。
01/06/11 23:27 S:ふぅ・・・
今日はめちゃくちゃ疲れた・・・・・・・はう・・・ Aくんは仕事してる?無理しないでちょ!チュッ♪
しばらくして、彼がログインしてきた。 「10分くらいしたら、電話するから!」と言われて、 あたしは、ネットを切って待っていた。
A:おつかれー! M:疲れたよ〜〜〜〜、でも、もうちょっとしたらもう一回 猫見に行ってくる。 A:はよ寝ろよ! M:わかってるって!
心配してくれて、嬉しい(*^^*)\ でも、話しは今年の夏について・・・・
A:今年は焼くでーー!!!まいも焼こう! M:やーーよーー!!焼けたくないもん! A:二人でガングロになろうぜーー!! M:皮膚ガンになったら、どうすんのよーー!! ・・・と、こんな話ししてた(笑)
で・・・12分くらいで電話終了・・・・ あたしは、午前1時すぎくらいに再び仕事場に猫を見に行って 大丈夫そうなんで、安心して帰って寝た。 さすがに、疲れたっす(^^;
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