〓月夜の日記〓(つぶやき版)
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| 2002年05月10日(金) |
腹が立ったときのこと |
ずっとまえ
まだ二十歳くらいのとき
ちょっとバンドやったりして、
その前から知り合いだった、 あたしの友達の彼だったやつ。
(この話 したかもしれないけど)
高校は別だったんだけど、
私の友達が かなり荒れていた時期だったので、相談しあったりして
電話ではよく知っていた。 顔も見たことあったけどさ、
なんだか 冴えね〜とか、思ったのだったが。
考えは しっかりしているらしく、 あたしの友達はとても その男を信頼してた
時が経って
あたしはもう30才間近になっていた。
大事なものを 勝手にめちゃくちゃにした男
あたしは 縁を切っていた。
もともと たいしてい親しくもなかったしさ。
その男に 偶然再会してしまったのだ。
男はベロベロに酔っ払いながら、 地下街を歩いてきた。
友達に支えられながら その友達も ベロベロだった。
あたしは仕事をしていた。 地下街でまじめに。
どっかで見たことあるかもしれない・・・・あたしはふっと思ったんだけど
シカトしてた。(あ、あいつだ・・・) 気付いたけどシカト。
その男は ヘベレケに酔っ払っているのに あたしに気付いた。
そして言った言葉は
「おめ〜!こんなところで なにしてんだよっ!!!」
かなり怒ったその口調
(はぁ?コイツ ばかじゃね〜のか?)
あたしは 心の中でぐっとこらえて ニコニコした。
「おめ〜、○○○だろ!? なにやってんだよ、なんでこんなことしてんだよ!」
あたしは 「人違いじゃないんですか?」と シラをきった。
こんなまだ 夜でもないのに ヘベレケな野郎に、マトモに言っても
無駄だ!と思ったからだった。
その男の友達は 必死にあやまった。 「すいません、こいつ酔ってて」
(そういうアンタも、相当酔っ払ってるじゃん・・・)
あたしはもう 関わりあいたくないので、 ニコニコして
さっさとどっかいけ!と 思っていたのだ。 だってあたしは仕事中だったので。
しかし、そいつは しつこい。
食って掛かってきた!「絶対○○○だ! なんだよ!おまえ!」
その男は あたしがバンドやってて 目標に向かって歌ばっかり歌ってたときを
知っている。 そして 「○○○なら 大丈夫じゃない?」と
ポツリといった男だった。
あたしより前から、音楽に目覚め、バンドやったりしていたそいつ。
顔はまったくかっこよくないので、 そいつも歌ってたんだけど
「歌だけじゃだめだし、ベースもやり始めた」と
その頃は バンドのことについて あれこれ電話しあったりしたんだった。
一瞬で よみがえってきた。
そして 「なのにおまえは、なんでこんなところにいるんだよ!」と
言っているのだ。
あんなに バンドやるっていって、歌うっていってて、なんでだよ!と。
でもあたしは、 すっかりそいつに呆れていた。
そのまま通り過ぎるのを待った。
男の友達ですら、「ほんとに ○○○さんじゃないの?えっ?!」と
聞き出す始末・・・性質悪い・・・
やっと
そいつらが通り過ぎたあと、あたしはものすっごく 腹が立って
仕事中なのに すっごくいやな気分になって!
あんたに何がわかる?と
こんな時間から ヘベレケなくせして、 おめ〜こそなにやってんだよ!と
言ってやりたい気持ちでいっぱいになった。
あたしは バンドも時々やっていた。 その頃も。
昼間の仕事だってちゃんとして、 頑張っていた。
いいことは全然ないけど、 日々やっと平和に送れるかも・・・と
思っていた時だった。
一瞬で 嫌な気分になって・・・
そいつのこと 益々大嫌いになった。
酔って絡むな、 テメーのことを棚に上げて!
ニコニコした自分に すっごく 後悔した。
いざってとき、あたしはいっつも 真顔になれない。
本気でキライな人といるときだけ、 真顔にどうしても なってしまうが。
仕事中だから、って気を張っていたのだろうか?
なんか すっごく自分が かっこ悪い顔してたと 思うと
余計腹が立って・・・
それを 今日
ふっと 風呂に入っていたときに、思い出してしまって。
やっぱりまた、 すっごく 腹が立った。
もうあれから、 何年もたってるのになぁ・・・・
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