〓月夜の日記〓(つぶやき版)
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2002年04月17日(水) サムとカラス



横浜のとある住宅街に、



一戸建て住宅がありました。


そのうちの玄関のドアは、いつも半開きになっていて、


人工芝がひかれている 玄関前から門のスペースには


一頭のキャバリアが 遊んでいるのでした。



名前は 「サム」


男の子みたい。



サムは そこでいつも、寝たり、遊んだり、外を眺めたり


郵便やさんに 尻尾を振ったりしています。



つい先日、 買い物帰りの私は、いつものようにサムがいるか


ふと 人工芝に目をやると、 おやおや?



珍しい姿が飛び込んできました。



サムがきちんと座って、上を見上げている。



(どうしたんだろう?)


私は サムが見上げている先を見てみました。



(あららら!)




いました。   カラスが。



サムとカラスは にらみ合ったまま、


押し黙ってお互いの様子をうかがっています。


緊張の糸。  



しかし、私が門のところで立ち止まると、カラスは 


今までとまっていた 門のそばの柵から、飛び立ってしまったのだ。



目の前の電線の上へ。



すると!


サムは 大声で吠え出した。


「ワンワンワンワンッッ!!!」  そして しっぽをぐるぐる回して


私のところに寄って来た。


その姿はまるで、 


「カラスカラスッ!あのカラスが!! なんだよあのカラスッ!」と


叫びながら走り回っているような感じ。


興奮サム。




男らしいサム。


(ちょっと前まで 女の子?と思っていたけどさ、
  最近顔つきがオッサンになってきたな〜とは思ってたのよね・・・)



くるくる狭い敷地で走り回るサムを、カラスは上からじっと見てる。



サムちょっと 負け?




サムは私の顔と カラスを交互に見ながら、グルグル周っていた。



もうなにもしてあげられないと ふと思った私は


サムをなだめながら、 去ったのでした。




カラスはなぜ、近くからサムを 見下ろすのか?




もしかして、仲良し?  それとも ちょっかい?




なんだったんだろうか・・・・  





気になる サムとカラスのお話でした。


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