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メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
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BIRTHDAY SONG 2003年06月15日(日)


閉じかけた夜の隙間で
2人 夢から醒めぬまま
指先つたう 切なさに
じっと 息を止めてた

地下鉄のドアのガラス越し
言葉にならない言葉が
遠ざかってゆく面影を
いつまでも追いかけてた

溢れる思いに
降り注ぐ雨のように
ずっとふたり胸おさえて
互いのことだけ考えてた

明日も君にまた会えるのに
今夜もずっとふたりでいたい
そんな想いを言葉にのせて
いつも君に歌ってた

震える身体そっと抱きよせ
瞳閉じて夜にとかした
君に伝えたあの日の言葉
それが君へのBIRTHDAY SONG


たとえば何かつまらない
くいちがいがあった時
どうして解りあってただろう
今も思い出せない

君の涙を拭うとき
僕の手のひらははたして
暖かかったのかどうかも
今はもう判らない

失うことにも
壊してしまうことにも
臆病になり 言葉選んで
抱え込んだことに気付かず

愛の形は変わりはしないと
何故 頑なに信じてた
ひび割れかけた明日に夢を
無理に押し込んでいたよ

明日も君にまた会えるのに
今夜もずっとふたりでいたい
そんな想いが重荷になって
ふたりの距離 離してた

憎しみなんて感じてないのに
もう2度と戻れないところまで
ふたり来てしまったんだね
君の涙 頬をつたい
2人の恋は消えた

壊れた夢をまた乗り越えて
人は誰も皆 歩いてく
過ごした日々を胸に刻んで
前に進んでゆくのさ

君にもらった全てのことを
守って輝き見つけるよ
いつか もう一度逢えたその時
恥ずかしくないようにね

明日も君にまた会えるのに
今夜もずっと一緒にいたい
そんな想いを言葉にのせて
君に歌った BIRTHDAY SONG

形あるもの そして愛さえ
いつかは消えてしまうけれど 
ここに残ったこの歌と
記憶は残るだろう

いつでも いつも思い出せばいい
そのたび君にまた逢えるさ
歌い続ける それが君への
そう、 
永遠のBIRTHDAY SONG


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