ふと思ったこと。 って、相変わらずこういう記事は後になって書く自分(苦笑)。
実際に書いてるのはホワイトデーの日です。
とあるテレビにて、長年の裁判についてのニュースがあってました。 何年たっても意思を貫き通すのはすごいです。
と同時に、思い浮かぶのは身内のこと。
加害者の方はわかりませんが、被害者の身内はひどいものです。少なくとも穏やかとは言えないなぁ。
とある時期にとあることがあって。 私がそれを聞かされたのはその後、病院にいったのはさらに後でした。
この職業についていたことを少しだけ悔やんだのもその時。 普通ならありえないはずのものでつながれていた彼。医療従事者の私が見て息をのむくらいだから、周りはもっと衝撃がひどかったと思います。
その隣で寝泊りしていた彼の父。こういう時って身内が、その親が一番辛いんです。第三者的には何度も見てきたけど、二者的になったのはこれがはじめて。表情が冷静で、淡々としているだけ余計痛々しくて。
危害を与えた人は一時のことですむかもしれないけど、与えられた側はたまったもんじゃない。少なくとも彼が命を落とすことはなかったはずだ。
棺の中の表情が今でも忘れられない。安らかな表情とは言えないもの。彼の生は一体何だったのだろう。
理由がどうであれ、生きたい――幸せになりたいと思うのはわがままなんだろうか。 少なくとも、それを理不尽に奪う権利は誰にもないはずだ。
「司法が認めてくれないなら――」といった人の気持ちも半分くらいわかるし。 彼らに聞きたい。あなたはどんな気持ちで彼に危害を加えたんですか。 彼らに聞きたい。あなたは残された人の気持ちを考えたことがありますか。
理性があってよかった。なかったら今まで以上にひどい人間になっていただろうから。
神だの運命だのといったものを信じきれてないのはこういうことがあったからかも。 けど、そういうものを借りて自分が弱いことの言い訳にしてることも知ってるつもり。 でも、このままではいけないことも知っているつもりだ。
私が一番怖いのは、大切な人がいなくなること。遠く離れているのならまだいい。いつかは会える、少なくともその可能性が0ではないから。 その可能性すらなくなってしまったら? 二年くらい前はそれが怖くて仕方がなかった。 もちろん自分がいなくなるのも怖いけど、そっちの方がもっと嫌だし。
私の手が冷たいのは、中身が冷たいから。 だとしたら、あたたかくなる日はくるんだろうか。
そう思うと少しだけ泣けてきた。
なんか、久々に本気でどす黒いもの吐き出したなー。これじゃただの危ない人だよ自分。
過去日記
2004年03月11日(木) お金
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