わかっていた。ずっと前からわかっていたはずだったのに。
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「もしかしてオレってこの中で一番年下?」 なにげにショックだったりする。
「これ……アタシに?」 「その、ついでってことで」 これくらいはいいだろう。 他意はない……こともなくはない。
またか。またですか。 「異世界なんて大っ嫌いだ」 「何を今さら」 ああ、本当だよ。本当に今さらだよ。
「あなたがエルミージャさん?」 『沙漠で争いごとはおこらない。協力していかなければ命がいくつあっても足りないからな。 ……そのはず、だったのにな」
あいつの気持ちが、少しだけわかったような気がした。
どうしてオレは、こんなにも弱いんだろう。
「答えろよ!」 あいつは否定も肯定もしなかった。 「見ていなさい。これが答えです」
それは、一瞬の出来事。 ふざけるな。 「何勝手にくたばってんだよ、アンタは!」 オレはまだ、アンタに認めてもらってない!
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「あのさ。前に言ってたよな。……もしかして、これのこと?」 握られた手は、ひどく熱かった。
以上、EG第八章の予告編もどきでした。別名思いつきとも言います。 だから、本編書こうよ自分。
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2004年08月23日(月) 山南さんとおめでとうございますと(意味不明) 2003年08月23日(土) 駄文です
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