2005年03月30日(水) |
「佐藤さん家の日常」学校編その6UP。 |
くどいようですが、元ネタはこちら。
前回の皐月編の続きになります。
夏樹は暗いと言うわけではありませんが、あまり喋りません。 話しかけられたら答える。それだけ。兄とはやっぱり違います。
同じ日に、兄ちゃんも行動を起こしてますが、それはまた後日。
ちなみにこの話の裏側。その1
「女子がもらって喜びそうなものって何?」 夏兄の言葉に、オレは自分の耳を疑った。 「だから三月十四日に……」 なるほど。そーいうことか。 「夏兄。もしかしてチョコもらった?」 「…………」 どうやら図星らしい。 なんでだろう。なんでオレだけこんなにもチョコがもらえないんだろう。 いや、もらうにはもらったけど。 二つとも義理。一人は本命知ってるし、もう一人は義理だって何度も念を押された。 けど去年までは一つももらえなかったんだ。もしかしたら大きな進歩かもしれない――って、違う。問題はそこじゃない。 「めずらしーよな。夏兄がオレにそんなこと聞くなんて」 ちなみに、なんで夏兄がオレの家にいるかというと。明らかにもう一人の兄の影響だったりする。 「その人のこと好きなわけ?」 そう聞くと夏兄は首を横にふった。 「よくわからない。ただ受け取ったからには返さないといけない」 そーいうもんか? まあ他ならぬ夏兄だからなー。 「そのクラスの人達が言ったことでいいんじゃ? 人があれこれいうよりも自分で選んだ方がいいって」 「……そういうもんか?」 「そーいうもんだろ」 そう言うと、夏兄は『そうか』とうなずいた。どうやら納得したらしい。 「そういえばお前、本命もらえたのか?」 「……聞かないでください」
↑Web拍手です。よかったらどーぞ。
過去日記
2004年03月30日(火) SHFH11−2
|