つれづれ日記。
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2004年09月20日(月) 僕が髪の毛を気にする理由(仮)

 それは、何気ない一言からはじまった。
「ねぇノボル。どーしてそんなに髪の毛気にしてるの?」
「うぐっ!」
 思わぬ不意打ちにジュースを喉に詰まらせる。
「ナ、ナニヲオッシャイマスヤラ」
「……二回目」
 ジト目のシェリアを黙殺し、後片付けにとりかかる。何の後片付けかって? ……昼食の。
「食べたら早く持ってこいよ。一気にかたづけるから」
 なんだかんだ言いつつも、いつもはこれで終わる。
 けど今回だけはそれで終わってくれなかった。
「ボクも気になってたんだよね。普通の男の子はそんなに気にしないもんでしょ」
「そいつが普通ではないからだろ」
「あ、なるほど」
 お嬢と諸羽の会話も無視。絶えろ。ここで絶えればこの話は無事に終わる。
 ところがそれも上手くいかなかった。
「そんなに気になるなら調べてみてはどうです?」
『は?』
「調べるんですよ。ノボルがどうしてそこまで髪の毛を気にするか。徹底的に検証するんです」 






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