SkyHigh,FlyHigh!
Part,10−6
変わりたかった。ものおじしない自分に。 変わりたかった。元気な自分に。 夢の世界なら、なんでもできるんじゃないかって思っていた。だから、ショウともがんばって話すようになったしシェリアの護衛も引き受けた。 だけど、根本的なところは何も変わってなかった。 私は二人を、人を信じてもいいの? (この世界があなたにとって何なのか。それは私では答えられません。あなたが夢だと思うのであればそうでしょうし、逆もしかりですから) 「逆……」 それはまりい自身、うすうす気づいていたことではあった。 いつまでも醒めない夢。これは、夢と言ってよいものなのだろうか? これは、何? 夢じゃなければ一体なんだというの? 「私は、どうしたらいいの……?」 (あなたの信ずるままに) 「信ずるまま?」 (言葉どおりです。ただし、これだけは覚えておいてください。どんな場所にいても、世界が変わろうと、自分が変わらなければ何も変わらないんです) 「…………」 それは、痛いほどわかっていた。 自分が変わらなければ何も変わらない。
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久々に一部を書いてみました。椎名です。 うわー。三人称って難しい。しかも昔の話だから微妙に忘れてるし。
今日更新した送りつけものは前々から書き溜めていたものです。 本当、主人公暴走してるなー。思春期ってむずかしいよ、本当に。こんな兄ちゃんいたらなー。さぞかしにぎやかになるだろう。昔は兄貴がほしいとよく思ったものです。今は? うーん。
私の高校時代ってどうだったっけ? たしか部活やってたよーな。幽霊部員だったけど。
過去日記
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