SkyHigh,FlyHigh!
Part,10−3
一歩、二歩。 光に向かって歩みを進める。 ――何もおこらない。私の気のせい? 「誰かいるの? いるなら返事をして!」 そうこうしているうちに光の中央につく。 月が真上にきていた。中央が光っていたのはこのためなのだろう。 やっぱり気のせいだったのかな。 もう帰ろう。体もすっかり冷えてしまった。 まりいがもと来た道をたどろうとしたその時だった。
光が一瞬にして消える。 「……え?」 気がついた時にはもう遅い。 まりいの姿が一瞬にして消える。
後にはただ、湖のみ。
「ショウ、起きて。シーナがいなくなったの」 「……なんだって?」
過去日記
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