つれづれ日記。
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2004年01月10日(土) SHFH9−6

SkyHigh,FlyHigh!

Part,9−6

「おいしい」
 スープの入った容器を片手に、まりいは素直に感想を述べた。
「でしょ? 頑張って作ったんだから」
 シェリアが得意げに胸をはる。
(スープくらい誰だって缶単に作れるだろ)
 そう思いつつもショウは黙って黙々と食事に手をつけた。実際美味しいのは事実だった。
「料理って誰に教わったの?」
「アタシの教育係」
「教育係ってそんなことまで教えるものなのか?」
「うーん。正確にはその息子。『公女様たるものいざと言うときに備えて一通りのことは出来ないといけない』って言われたから。夜中に厨房に忍び込んで練習したの。アレはアレでなかなかスリルがあって面白かったわ」
『…………』
 夜中に厨房に忍び込んで料理の練習をする公女様。
(教育係の息子ってどんな人なんだろう?)
 まりいとショウは同じことを胸中でつぶやいた。

   






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