体中が痛かった。 気を抜くとバラバラに引き裂かれそうだ。 「ノボル、無理だ!」 アルベルトが叫ぶ。 「無理かどうかなんてやってみないとわからないだろ!」 「……もう遅すぎる。おまえまで消えてしまったら、俺はどうすればいいんだ」 「…………」 それは久しぶりに聞く、師匠の本音だった。 「……消えないよ。オレ」 だから、オレも本音で返した。 「オレ、まだやることがたくさんある。学校行って、バカやって、空都(クート)に来て、またバカやって。オレ、まだ生きたいんだ」 「だったら……」 「だから、今ここにいる」 髪の色は元に戻っていた。 翼だってもうずたずたに引き裂かれて使い物にならない。 でも……オレはここにいる。 「もう、前みたいに後悔なんかしたくない」 だから…… 「我は地を司りし者に遣えし者。人はなぜ歴史を紡ぐ。人はなぜ時を紡ぐ……」 体の感覚はほとんどない。立っているのもやっとだった。 ……でも、オレはここにいる。生きている。 「我は三人の使者に笑みをもたらすため、我は……オレは…………」 ……オレは、生きている! だから…… 「こんな悲しみの楔、なくなってしまえ!!」 「……!!」 最後の力を使って剣を振り下ろす。
……そして、全てがはじけた。
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……おい。 一体何の話ですか? 一体誰と誰の会話ですか? キャラ変わってますよ(大汗)? とりあえず、タイトル通りの衝動書きということで。 本編がこのようなラストになるかは……どうなんだろう(汗)。
過去日記
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