つれづれ日記。
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2003年07月22日(火) SHFH7−5

SkyHigh,FlyHigh!

Part,7−5

 しばらくして、三人はとある町に着いた。
「…………」
「どうしたの?シーナ。」
「ここって、見覚えがある……」
 そう言って視線を周りにさまよわせる。
 これといって特徴もないような風景。でもまりいには確かに見覚えがあった。
「そりゃそうさ。ここはアンタが倒れていた場所なんだから。」
『え!?』
 ショウの言葉に二人そろって振り返る。
「驚くほどのことでもないだろ。俺達が昨日通った道を逆にたどっているだけなんだから。」
「じゃあここって、えーっと……」
「ジアノ。」
 まりいが思い出すより早く、答えは返ってきた。
「シーナって、ここで記憶をなくしちゃったの?」
「そうみたい……」
 確かに私はここで倒れていたみたい。
 ショウは私を見つけた時、私が変わった格好をしていたって言っていたっけ。
「じゃあ散歩に行かない?もしかしたら何かわかるかもしれないわよ?」
 明るい茶色の瞳を輝かせ、二人を交互に見つめる。
「俺はパス。宿を取ってくる。」
「わかった。じゃあシーナ行きましょ!」
「えっ、ちょっとシェリア!」
 シェリアに腕を引っ張られ、まりいは自分の倒れた場所――ジアノを散歩することになった。






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