つれづれ日記。
つれづれ日記。

2003年06月22日(日) いかチョコ。

 いかチョコ。名前のまんまのチョコレートです。
 いか(するめ?)にチョコレートがひたしてあります。
「試しに買ってみたけどおいしくなかった。」
 職場の後輩の子が持ってきたので、試しに食べてみました。

 …………。

 いかはいか、チョコはチョコとして食べるのが一番ですね。

 それにしても、一体誰がこんなものを考えたんだろう。別の意味で尊敬します。

//////////////////////////////

SkyHigh,FlyHigh!

Part,6−3

 さて、そんなこんなで数日後。
「おじ様、おば様。大変お世話になりました。」
 今日は三人の旅立ちの日。
「道中気をつけるのだぞ。」
「わかってますわ。おじ様も心配性ですわね。」
 王の前でシェリアがクスリと笑う。
「う……そうか?私も年をとったのかもしれぬな。」
「あなた、今からそんなふうではこれから先が大変ですわよ?」
 姪の旅立ちということで、城門には王と后の姿もあった。
「シェリア、気をつけて帰るのですよ。シーナ、この子を頼みます。」
「え、あの、えっと……」
 急に后に頭を下げられ、まりいは慌ててしまった。
(こういう時はお任せくださいと言うんだ)
 横でショウが小声で言う。
「じゃあ…えっと、お任せください。」
 それじゃ俺のセリフ棒読みしただけじゃないか。
 そう言いたいところをぐっとおさえた。何しろ相手は王と后だ。
「ええ、頼みましたよ。」
 それを察したのか、后が笑いながら言う。
 王も、それを微笑ましげに眺めていたが、すばらくすると表情を改める。
「……すまない。お前にこんな無理難題を押し付けてしまって。本来ならば、我々がやらなければならぬことなのに。」
 そう言って、ショウの前で頭をふかぶかと下げる。
「これが、最後の頼みだ。期限が切れたら必ず戻ってきてくれ。」
 頭を下げたまま、声を振り絞るようにして言う。
「やめてください。臣下の前で王が取るような言動ではありませんよ。」
「この人なりの誠意なのよ。受け取ってくださらない?」
 隣には苦笑する王妃がいる。
 しばしの沈黙の後、ショウは唇を湿らせるとこう言った。 
「わかりました。出来る限りのことをやってきます。」

 こうして、三人は旅立った。






過去日記
 < 過去  INDEX  未来 >



香澄かざな 




My追加