紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2007年10月03日(水) いらないもの

いらないものはたくさんあるのに
いつかは役立つ気がして
放り投げておいたら
いつのまにかいらないものが邪魔をして
奥の方まで手が届かなくなっていた
いらないと思ったときは
また買うのは勿体ないと思っていたのに
時が経つにつれ
金銭的にはいくらか裕福になっていて
いらないものを押しのけてまで取り出すのなら
いっそ買ってしまえばいいじゃないかと
思うようになっていた

いらないものは減らない
もちものばかりが増えていって
いつか抱えられなくなるまで
ぎゅうぎゅうにして詰め込んでいく
いらないものは減らない
いつまでもいつまでも
奥の奥の方で
ひっそり出番を待ち続けている

重たいよ








傀儡

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