紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
明るく煌びやかな世界を夢見ていた 悲しいことや苦しいことも 全て受け入れてくれる みんながキラキラしていて 優しさと暖かさがいっぱいの世界 明るい光に照らされたこの世界は 一人一人が他人で お互いに興味なく過ぎていく 汚い嘘がいつも心に渦巻いて 曇った笑顔を上手に操る 夢や希望など存在しないこの場所で見上げた空は いつもよりも暗く 憧れた世界の現実を知る 現実に背を向けて 現実を生きる人たちが 忙しなく歩いている 僕は 現実を見て現実を生きていたいから 前に進もう 真っ青な空に思いを馳せて
傀儡
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