部屋の中に入ると祖父が死んだように横たわっていて 慌てた私は悲鳴に近い声で駆け寄り 「おじいちゃん?おじいちゃんっ!!大丈夫?」と 懸命に声を掛ける。祖父は静かに呼吸しており、 無言のままそっと目を開け私の手を取ると 両手でグッと私の手を握り締める。 その手のとても温かだったこと、大きかったこと。 押しつぶされそうな恐怖と不安が 祖父のぬくもりで払拭され安堵したところで目が覚めた。
数日前に見た夢の記憶。 祖父は私が中学3年の時に他界している。 が、時々夢の中に現れるの。
何を伝えたかったのだろう...。 何に気づいて欲しいのだろう...。 何をするべきなのだろう...。
祖母の家にたまには遊びに行けと? お墓参りを忘れるなと? それとも父に何かを伝えろと?
鈍感な私にはまだ答えが見えないけれど... 何か大きな託し事をされた気がするの。 もっと具体的で明確なビジョンでわかればいいのだけれど。 もう一度夢に出てきてくれないかな、おじいちゃん。
朝食:クロワッサン・ヨーグルト・コーヒー 昼食:ご飯・肉じゃが・納豆・キムチ 夕食:ご飯・冷奴・肉じゃが・焼き魚 |