「医学のたまご」/海堂尊
ズルでなぜか能力テストで1位を取ってしまった中学生が、医学部の学生と研究活動をする羽目に。 大人の都合でいろいろなトラブルに巻き込まれて、という展開になっていくのだけど、結局は「科学の前に大人も子供も関係ない」とかかれていたあたりは真理なんじゃないかなあと思います。 あと、あとがきにもあった「何のために研究をするのか、学問に取り組んでいくのか」ということについて考えることも重要。そういうことを読み取れるのであれば中学生や高校生にも読んで欲しいとは思うけど、この話でそれを読み取るのは難しいよねえ。お話としては読みやすくて海堂先生の作品にしてはライトな作品でした。
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