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科学的な
2008年07月10日(木)

 理系人間らしく、たまには科学的な話を。

 ちょっと前に、電気を無駄に使うといって「夜間コンビニを営業ストップ」という案が出てたけど、それって意味あるの?っていう話。

 そもそも電気って溜められないものだから、発電所は常に電気を垂れ流し。夏場はたくさん使われるから、一瞬一瞬に送電する電力を増やしてるわけだ。
 現状では昼間は夜の2倍ぐらいの電力消費量らしいです。しかしそんな短期間で発電量を変えることは出来ません。しょうがなく、その時期のマックスに合わせて発電してます。

 あまっている夜間電力を効率よく使ってもらうために、いろいろなサービスをしてるわけですよ。夜間電力を安めに設定したりして。大事なのは昼間と夜間の消費電力の平準化。

 それなのに、理科を勉強してこなかった人たちが、「なんだかエコっぽい!」という理由だけで科学に矛盾した夜間コンビニストップを提案するわけです。
 コンビニ側がいう、渋滞によるCO2排出量の増加や、地域安全性の確保などのメリットのほうが意味がある。夜間営業停止は逆効果ですね。

 大事なのは、昼間の電力を減らすこと、ということをきちんと覚えておきましょう。


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