「きつねのはなし」/森見登美彦
今回はなんか不気味だったなぁ……。てなわけで、森見登美彦の「きつねのはなし」を読了。
amazonのレビューにもあったんだけど、京都という街の怪しさ、古めかしさといった部分が伝わってくるような作品。 京都という街は、人通りの多い通りを一歩脇道に入ると、ものすごく怪しい、どんよりした道が広がっている。入ったとたん、一気に空気が変わる。 そんな人通りのない、暗い怪しい世界を舞台にいくつかの短編が連なる。 これまでの能天気な馬鹿馬鹿しさとは違って、ホラーファンタジーという感じ。しかし、そこには森見登美彦独特の毒々しいユーモアが含まれている。
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