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「試験に出ないパズル」/高田崇史
2007年09月25日(火)

 パズルシリーズラストは「試験に出ないパズル」。早速感想です。

 今回面白いと感じた作品は「山羊・海苔・私」と「ドルチェ」。
 前者は有名な「橋渡しパズル」を題材に、実際に複雑な条件がある中でどうやって向こう岸に渡るか、みたいな話。結局答えは明かされないままっていうオチつきですが、まぁ現実にはありえないだろうけど、話にしてしまった豪快さが○(笑
 後者はいい話だったなぁ……なんていうパズルシリーズではありえない展開だったんだけど、こういう話もあっていいんじゃない? 子供達が必死で考えたパズルは、そっとしておいてあげるのが一番です。
 やっぱりパズルって面白い。単純で問題自体がすぐ理解できるのに、答えにたどり着くには結構考えなきゃいけない、これがいいパズルの条件のように思います。ユーモアや複数の答えがあったりしたら最高。将棋のパズルなんかはそういう意味ですばらしい。


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