「重力ピエロ」/伊坂幸太郎
今日は本の感想。先週末購入した「重力ピエロ」です。伊坂孝太郎の文章を初めて読んだけど、僕は好き。なんだろう、所々に見せつけられるジョーク(?)や、独特の世界観がどんどん興味を引いていって、ストーリーとは別に文章に引きつけられた。 そしてストーリーもそれなりに楽しめた。平凡な兄と特別な事情を持つ弟の接点は「遺伝子」? そして連続放火事件とこの兄弟の関連とは。一見ミステリーのようで、そうではなく、純粋に親子、家族の絆とは何かを考えさせてくれる物語です。ミステリーとして犯人探しを目的に読んでしまっては元も子もありません。 Amazonのレビューとかを見てみると傑作と呼ばれる反面、ストーリーが単調だから面白くないという意見もあった。確かにストーリーについては超面白いというわけではないけど、文章を読んでいて引きつけられることは間違いありません。著者の違う作品を読んでみないとなぁ。
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