いつも
背中に突き刺さる 細く鋭くか細い声を 聴こえないふりをすることで 僕は明日と折り合いをつけた
今も
僕の背には無数の傷があるが 癒されることも 膿むこともない 全てが凍りつき沈んでいったから
君の時も 僕の時も
止まった世界 僕らはここで生きていくはずだった 君は誰より幸せになってほしかった 君の幸せな未来には 僕の姿は浮かばなかった それでいいはずだった
空と海に隔てられた 僕らの距離はもう広がることはない
君の声はもう聴こえないのに 癒されぬ膿まぬ傷ばかりが 僕を切れ切れに責め続ける
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