『やまない雨はないよ』 この世の終りのように 空から滝のように降ってくる雨を前に 不安になっていた私に誰かが言った 翌朝の澄み渡る空と光を見て その言葉が真実であったと知った どんな事にも 始まりがあったなら終りがある 自然の摂理はこの大地の鬼子である人に 世界の道理を告げる それが救いとなるか呪いとなるかは この世で一番小さくて狭い この胸の中で決まるのだ