深い水の底から君の声が振動として波紋を広げ此処にいる僕の元まで届く君は叫び続けるそれは僕に宛てたものでなく誰に宛てたものでもないだからこそ君は叫び続けるそれは僕に宛てたものであり全ての人に宛てたものだ君の叫びのその振動を その波紋を見る時だけ 僕は此処に在る事の理由を感じる君の叫びはやがてついえて行くかも知れない鏡のようになってしまった水面を見て僕は僕に問う事を止めて僕は君になる為に水底に沈む僕の叫びは水面にそして いつか 君に届くだろうか?