新・よりぬきオゲ井さん
クズんなってGO!

2004年04月23日(金) 原宿に行ってきました

今日は、我らが上田現が原宿でライブをやるというので半笑い(最大級の親愛の表現)でノコノコ出かけてゆきました。

いやーしかし、原宿ですよ、原宿。
ヘタしたら20年ぶりくらいかも?あ、でもそう言えばもうちょい後にあの辺でライブ(プププ)やったことがあったから正確には10数年前か。
とはいえ、私にとっての原宿イメージといったら、パリバリ80年代であり、テクノカットであり、ラフォーレのバーゲンであり、ハウスマヌカンであり、タレントショップであり、フミヤカットであり、マリンルック(流行った)であり、ボロルック(みんなゴミ袋とか持って歩いてた)であり、エーとそれからそれから・・・まあ、つまり、若かったよな、オレら・・・

と未だに(というかもう永遠に)そんなイメージな街なわけです。
で、本日の小屋であるところの『Blue Jay Way』、所在地を確認したら、んん、まてよまてよ?ここってもしかして元ピテカンがあった場所ではなくはないか?と。
気になって調べてみたらこんなページに辿り着いてしまい懐かしさで死にそうに。とととと東京トンガリ氏(うじ)ー!!(間違ってます)中森ヴァ○ナー!!(わざと間違えましたごめんなさい)

で、「ハァ?ピテカン?ナニそれ」なヤングな皆様にご説明申し上げますと、ピテカンとはこういったところでありまして、引用文から更に無断で(ごめんなさい)引用するに、
"原宿・竹下通りつきあたり明治通りを千駄ヶ谷方向に4百メートルほど行ったあたり、ラストロード通りの三叉路にかかった歩道橋をわたってスグのところにあった"・・・
おー、まさしく『Blue Jay Way』の場所とピタリ一致したわけであり、
あの頃、ピテカントロプス。

などと感慨に浸りつつ上田現ディナーショウに潜入の巻なのでR。
何故に『ディナーショウ』かというと、小屋のシステムが飯付きだからなのでR。80年代文体はウザイのでR。
入店すると、早くも店内は上田現好きのへんたいよいこたちの熱気でムンムン。私はとるものもとりあえず配給(ビッフェ)の長蛇の列に並び腹ごしらえ。味はまあまあ。食欲が満たされたところで改めて店内を見回す・・・狭っ。
上記のHPの店内写真を見て頂いても分かるように、ステージ前フロアなんて学食みたいに椅子とテーブルが並んでますよ。てか、全体的に結婚式二次回といった趣。こんなところで上田現が見れるのかー。
私達の席は早めに着いたかやさんが席をキープしておいてくれたおかげで、後方ど真ん中のベストポジション。椅子があり、且つ前の人の頭を気にせずステージが見れるのは背低族の私にとってたいへんありがたいこってす。

さて、いよいよ『上田現 歌とおしゃべりの夕べ』開演。
いつもは人の頭のスキマからちっちゃいおっさんがチラチラ垣間見えるだけだったりするのですが、何の障害物もない至近距離で見る上田現は近くに見えてるにも関わらず、むしろいつもより余計にちっちゃいおっさんにみえました。遠近感をも自在に操る男上田現。ステキ。

つづく
つづき

最近のライブでは、常に演奏とМCの比率が3:2くらいの独演会ぷりをいかんなく発揮する上田さん。
今日はその比率が一気に1:1になろうかというめざましいトークっぷり。
ライブ後、曲よりМCの方が印象に残ってるって、それはミュージシャンとしてどうなのか。

「竹下通りには死のニオイが足りない」というツカミに始まり、
『土方(どかた)』が放送禁止用語だという話題で、
「ならヒジカタさんて呼べばいいんか」
と、しょーもないことなどを言った後、次の曲に入る直前小声でボソッと
「ドカタトシゾウ」
とつぶやきおもむろに演奏に入られたときはなんか分からんがツボに入りすぎて(あいかわらずベタに超弱)思わずテーブルに突っ伏したばかりか、その後も暫く思い出し笑いが止まらないわ、(むろん会場内は無反応)
『人に向って挨拶をする時、その距離感に悩むことがある』という一見深そうな内容の話の流れから「だから雁の助はんはいつもどもっているんですよ」と突拍子もないことを言ったかと思いきや、あまつさえその発言に対して客が突っ込むどころかむしろ「へぇー」「そうなんだー」的な反応を見せたときにはもうどうしようかと。
みんな上田現好きにも程がありますよ!?
ていうかどもるのは雁の助はんじゃないし!そこから間違ってるし!
ていうか今思うと客は感心しているんじゃなくすでに上田さんの言ってる事についていけなくなっててポカンとしてたってことも考えられますな。
で、そこから更に雁の助はんの話(場内ほぼついてこれず)に流れたかと思ったらとうとう最後言うに事欠いて

「あかん、雁の助はんの事が頭から離れん」

おっさんそれはこっちのセリフじゃ!!


とはいえ、上田現がただこんなおもしろ(?)トークばかり繰り広げてるちっさいおっさんだと思ったら大きな間違い!

『お祭り』や『ワダツミ』では光景がぶわーっ浮かんできて圧倒されてすごく気持ちがよかった。すげーやっぱ現ちゃんすげー!と思った。
余談ですが、私は『ワダツミの木』をはじめて聴いた時に思い浮かんでそれ以来ずっと心の中で温めているお話があるのでいつか形にしたいなあ。

あと、途中『アンネの日記(МC)』『ロボット女子高生(曲)』『高○さん(МC)』『ワダツミの木(曲)』が私の中で点と線で繋がっておおおっと思ったのだが、どう繋がったのかは説明できないので割愛。覚え書き。


帰りは死のニオイどころかすっかりその辺の商店街になっちゃったなあて感じの竹下通りを「あの頃の竹下通りはこんなもんじゃなかった」「たしかに死のニオイはした」などと語りながら途中のうどんやでうどん啜ってまた次回ー。LOVE&上田!


ところで『原宿に行ってきました』つう原宿土産ってまたあるのかなあ。


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