2002年03月06日(水) |
ジョー2 第7話(またかよ!) |
どうやら峠は超えたらしき風邪なんですが、熱がしつこいです。 安静にしてると、するするっと下がるので 「やー、げんきになったよ、ハハハハ。」 と活動を開始するやいなや、ボエー、と上がってくるのです。 だから、寝てる分には元気なんですけどね。 どうせいちゅうんじゃ。 かといっていくら、 「うーん、どっちかっていうと3度のメシより寝てるほうがすきかニャア」 というアタシとはいえ、こう寝てばかりいるのにも限界がアリマス。 精神的にと言うよりむしろ肉体的に。 床擦れできそうです。うう。
そんな事はともかく。
聞いて下さい皆さん、 今日のジョー2は、あの第7話「さまよえる・・・野獣のように」だったのです。 なにが「あの」なのかとゆいますと、もう聞き飽きたと仰る方も多々おられるのを承知の上で申し上げますが、 ゴロマキ権藤サマが、弱まりまくったジョーに付け込んで(ウソ) 自分と一緒に旅に出ないかとモーションを(違う)かける名場面でお馴染みの 「あの」第7話なのれすよ!キー!
ああ、何度見てもムネが高鳴るのです。そして、この腐脳のうずきを押さえることは 宇宙の膨張を止める事より非現実的な事なのです。 だって見ちゃったものは仕方ないのです。腐脳が勝手に語り出すのです。 以下、かるくあらすじ。
顔面を打てない事でボクシング界から見放されたジョーは、 それでも試合相手を求め、単身国友ジムに乗り込み乱闘騒ぎを起こします。 ところが、勢い余って相手の顔面を打ち、またもや嘔吐するジョー。
「つまみ出せ、ジムを汚されちゃかなわん」
そして、道ばたに打ち捨てられ、身も心もボロボロになリ果て雨の街を彷徨い歩くジョーの前に現れたのが、
「矢吹さん、しばらくでした」
きゃああああああああああ!!!!出たあああああ!!!! んもう!ダンナったらどーしてこうジョーが弱まった時見計らったように現れますか! の権藤サマ☆
「矢吹さんのファイト、どんな試合だろうと1級品です、私はそう思います。」
くう、ダンナ、惚れてるね!つうか口説いてるね! で、皆様方的には、もうミニにタコが生えるつうくらい聞かされたであろうお馴染みのこのセリフですよ。
「ちょいとヤバくなりましてね、旅に出るところです」 (旅と聞いて一瞬揺れるジョーの瞳に追い討ちをかけるかのように←ジョーの事を知り尽くしていればこそのこのテクニック!ダメモトで勝負に出たととっても?)
「一緒に、どうですか」
もうね、並みの子猫チャンならこの瞬間に首根っこ摘まれてゴロにャンですよ。 しかしそこはそれ、子猫チャンは子猫チャンでも相手は天下の矢吹ジョーですから、 ・・・って、おお!? 矢吹選手、迷っております!激しく迷っております! まさか、権藤選手のダメモトの一手がコウをセイしてしまうのでしょうか!?
しかし、ジョー、甘い誘惑を振り切るかのように
「俺は、帰ってきたばかりさ」
(権藤、静かに眼を閉じ) 「・・・はい」
ぷしゅううううううううううううう。 カミサマ、なんてステキなのデスカ。 でね、でね、今日見てて気がついたんだけどね、(遅ぇか?) 権藤サマは、たぶんなんかヘタ打って今まさに逃亡ちゅうなわけですよ。 そんでジョーは力石の亡霊と今まさに心中せんとばかりに追い詰められまくってるわけですよ。 そんな状況の中、 「一緒に、どうですか」 ってことはつまり、アレだ、
「一緒に、逃げませんか」
ってのと同義なわけであり、ぷしゅうううううううううううう もはや沸き立つ腐脳をおさえる事ができません。 タスケテー。
ジョーを本当に救えるのはもちろん自分ではなく、 ボンシング以外あり得ないという事は重々承知の上にも拘らず、 それでも、惚れた子猫チャンが目の前で苦しんでるの見たら何とか楽にしてやりたいと思うのが愛。 たとえそれが逃避であっても。
ここらへんに、権藤サマの「ボクサー矢吹」に対してだけではない 「矢吹丈」個人に対する思いがウッカリ垣間見えてはいませんでしょうか。
権藤サマの別れ際の言葉
「差し出がましいようですが、ここはひとつ頑張って下さい」
遠くから見守る愛。 泣かせます。
それにしても ほんの1分ほどのシーンでここまでの心理描写を見せる出崎演出、さすがです。(そうなのか?) あと、何度も言うようですが、西の引退を知らされ、激しく取り乱し、涙さえ浮かべ (その涙に気付くのは紀子だけ)西に詰め寄るジョー。
「ボクシングができねえなんてそんなつれえ思いは、お前には絶対させねえからよ!」
のセリフなどはホント切ないデース。 この第7話は、上記の諸々あってこれでもかとばかりにズタボロになったジョーが カーロスの試合を見て、再び内なる炎を燃やす、というターニングポイント的引きの回なのですが、 これから展開してゆくであろう物語への期待感をイヤが応にも煽る、 このタメとラストシーンへの持っていきかたは秀逸、とおもうます。
ていうか、アタシもう何回同じ事語ったかなァ。 毎度毎度スイマセン。 つい、カッときちゃうんデスヨネエ。これ見ると。テヘ。
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