新・よりぬきオゲ井さん
クズんなってGO!

2001年07月20日(金) キリギリス君大ピンチの巻

「あら、バッタだよ」


見ると、湯舟のフチに何やら昆虫が。
ていうか、それはキリギリスかとおもわれるのですが、うわでかっ。

「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ていうか、助けてやってよおばちゃん!
このままじゃ湯舟に落ちてキリギリス風呂になっちゃうよう!
そんなのいやだよう、かといって
アタシゃ昆虫触れないんだよう。

願いも空しく、アハハと笑いながらおばちゃん達は出ていってしまいました。
アタシはずっと気にしつつカラダ洗ったりしてたんですが、
その時!
新たなるおばちゃんキリギリス君に気づかず思いきり湯舟に!
大津波発生!呑まれるキリギリス君!大ピンチ!
もがくキリギリス君に気付いたおばちゃん、

「あら、バッタだよ」
「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ちーがーうー
それでもキリギリス君、おばちゃんの手助けによりとりあえず湯舟の外に放り出され、
最後の力を振り絞るようにヨタヨタと窓の方へ。
その間も通りかかるおばちゃん達、おばちゃん達、そろいもそろって、

「あら、バッタだよ」
「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ハバアどもめ!
いいから助けてやれよ!
ていうか助けてやって下さいお願いします!!
気になって気になって仕方がありません!
結局、
命からがら窓の下までたどり着いたところを見計らって
アタシがすかさず窓を開けて無事救出。
もう2度と入って来るんじゃないよー。
ようやくゆっくり風呂につかれたのでした。


つうか、若いお姉ちゃんはいねえのかよ!


つづく。


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