Mother (介護日記)
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2004年02月10日(火) 仏壇到着

別々の業者に注文した仏壇とリンが本日同時に到着したので、早速安置。

本来、仏壇は四十九日までに購入し、
お寺さんに開眼供養なる儀式をしていただくところだが、こだわらずに、
これまで通り、母が生前使用していたベッドテーブルを一番低い位置にして、
その上に仏壇を載せた。
供養(法要)や仏壇・仏具も「こうでなくては」と考えていては、
お金も時間もスペースもキリがないので「できる範囲」で。


仏壇は大きく金仏壇と唐木仏壇に分かれていて、
仏間に置く大型のものから、タンスの上に置くような小型の上置き型もあり、
さらには位牌を入れるだけの厨子や写真立てのような無宗派の簡易タイプ、
現代の生活スタイルにあった家具調や斬新なデザインのものまでさまざまで、
値段も数万円から1千万円までと幅広い。

仏壇に祀る仏具も、正式には細かくいろいろあるので、
そのすべてを揃えるには大型の仏壇が必要になってくるが、狭い我が家には無理だ。

一般的に線香を供えるのは正式には「前香炉」と呼ばれるものらしいが、
それ以外にもうひとつ穴の開いた蓋のついた「香炉」があり、抹香を焚くのだと言う。
その入れ物を香盒(こうごう)と呼ぶらしいが、私はこれらを見たことがない。
そもそも、仏壇のある家が少ないのだ。
私が知っている限りでは、
仏間があるのは義姉の実家とレフティーの祖母宅だけだと思う。


今回、仏壇奥には、位牌と両親の写真(本来は仏壇には入れないものだと言うが)、
その手前に水・茶・ご飯・おかず皿、そして外側に、
線香用香炉(中国茶用急須)・茶香炉・リン、線香立(酒徳利)、生花(酒徳利)。
ロウソクは“セーフティーキャンドル”と呼ばれるアルミカップに入ったものを、
筒型の燭台に入れて使用。

購入したリンは台座と一体型なので、お布団や台座からずれる心配がない。
今回、置物の器のようなデザインがとても気に入って購入を決めたのだ。


不謹慎だが、仏壇や仏具選びも雑貨を選ぶ時のような楽しさがあった。
ネットで仏具屋のページを探したり、
雑誌のカタログで家具からの転用を考えたり、
通勤路にある家具屋をのぞいたりして随分と時間を掛けてきた。
一時は円形の飾り棚にを仏壇代わりにしようかとも考えていた。

結局は『私が好きなように。私が思うように。私の気が済むように。』


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