Mother (介護日記)
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今日は姉と会う約束になっていた。 たまにはランチでもしながら近況報告を、と。
それに、新盆の提灯を買ってもらうことになっていた。
しかし、昨日葬儀屋さんが来なければ、 提灯は13日にまでに準備しようと考えていたので、あやうく間に合わなくなるところだった。
義姉の住む街まで電車で行き、駅から徒歩で10分ぐらいの仏具屋さんに入った。
お盆の直前とあって、入り口近くにたくさんの提灯がつる下がっていた。
地域によっては、 新盆には白無地の提灯を使い、お寺に納めるというところもあるらしいが、 うちは3年間使うことを考えて、白地に柄入りのものを選んだ。
いっしょに、ワラで作った牛馬も買った。 これは仏壇に飾る。 母がなすとキュウリに割り箸を刺して作っていたが、すぐにしおれてしまうので、 ワラのものがあるらしい。
店内を一回りし、仏壇や仏具も見てみた。
うちには今、仏壇がなく、 母が使っていたベッド用テーブルに布を掛けてコーナーを設け、 仏具は趣味で集めた雑貨で代用しているのだが、買った方が良いだろうかと迷っている。
小さいものは3万円からあるのだけど、 逆にこれではご本尊と位牌を置いたらいっぱいという感じがする。
今は、45×100の広さがあるので、 頂き物の缶詰やぬいぐるみ、茶香炉、2枚入りの写真立て等が並んでいるのだが。
仏壇を買うと、これまた開眼供養なるお経が必要となる。
それなら、ご本尊だけ買って仏壇を買わないと言うのはどうだろうか。
仏壇と言うのは、あのような箱でなくてはいけないのだろうか。
仏具屋さんは『私たちに家があるように、仏壇は仏様の家だから』と言っていたが。
結局は「肝心なのは気持ちだから」ということになり、 当分は今のまま、母のテーブルを使うことにした。
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