Mother (介護日記)
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2003年07月29日(火) 盆提灯

今日は姉と会う約束になっていた。
たまにはランチでもしながら近況報告を、と。


それに、新盆の提灯を買ってもらうことになっていた。


しかし、昨日葬儀屋さんが来なければ、
提灯は13日にまでに準備しようと考えていたので、あやうく間に合わなくなるところだった。



義姉の住む街まで電車で行き、駅から徒歩で10分ぐらいの仏具屋さんに入った。


お盆の直前とあって、入り口近くにたくさんの提灯がつる下がっていた。

地域によっては、
新盆には白無地の提灯を使い、お寺に納めるというところもあるらしいが、
うちは3年間使うことを考えて、白地に柄入りのものを選んだ。

いっしょに、ワラで作った牛馬も買った。
これは仏壇に飾る。
母がなすとキュウリに割り箸を刺して作っていたが、すぐにしおれてしまうので、
ワラのものがあるらしい。

店内を一回りし、仏壇や仏具も見てみた。

うちには今、仏壇がなく、
母が使っていたベッド用テーブルに布を掛けてコーナーを設け、
仏具は趣味で集めた雑貨で代用しているのだが、買った方が良いだろうかと迷っている。

小さいものは3万円からあるのだけど、
逆にこれではご本尊と位牌を置いたらいっぱいという感じがする。

今は、45×100の広さがあるので、
頂き物の缶詰やぬいぐるみ、茶香炉、2枚入りの写真立て等が並んでいるのだが。

仏壇を買うと、これまた開眼供養なるお経が必要となる。

それなら、ご本尊だけ買って仏壇を買わないと言うのはどうだろうか。

仏壇と言うのは、あのような箱でなくてはいけないのだろうか。

仏具屋さんは『私たちに家があるように、仏壇は仏様の家だから』と言っていたが。

結局は「肝心なのは気持ちだから」ということになり、
当分は今のまま、母のテーブルを使うことにした。


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