Mother (介護日記)
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レフティーが休みだったので、転籍届けを出すことにした。
先日、新宿区役所でもらって来た謄本を持って、地元の市役所へ。 こちらで新しい戸籍ができるまでには2週間程度かかり、 その間は各証明書の発行ができないとのことだった。 とりあえずは、新宿区役所発行の抄本で済みそうだ。
今日は、新たに母の「住民票の除票」 をとった。
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お花のアレジメントが枯れ始めたので、新しい物を注文した。 自分で注文したのはこれで3回目、 それぞれ違うお花屋さんなのだが、どうも私の趣味に合わないものが来る。 3000円だから無理なのだろうと思って、今回は奮発して5000円にした。
『ピンク系でカーネーションやバラを中心にして、青や紫系は避けて』 とオーダーしたが、 カーネーションやバラは少なく、 ホタルブクロに似た、その辺に生えていそうなものが入っていて、ガッカリした。 こうなったら、次回から注文する時には、 『カーネーションとかすみ草だけで!』 と言うしかないだろうな。
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夕方、友達が3人、お焼香に来てくれることになっていた。
元々みんな近所に住んでいて、それぞれの子供が絹江の一学年下だったので、 幼稚園ぐらいまでは親子共々毎日のように良く遊んだ仲間である。
しかし、それぞれが勤めに出始めてすれ違うことが多くなり、 やがて家を建てて引っ越して行った。 家が建たないのはうちだけだ(-_-;)
母が亡くなったのが土日だったので、新聞広告にも載せられなかったため、 “知らなかった” とのことだった。
私が一番辛い時期、彼女達に話を聞いてもらった。 暗い話を毎日聞かされた方はたまらなかっただろうが、今、改めて感謝したい。
母のアルバムを見ながらいろいろ話した。
月日が経ち彼女達にも次第に親の問題が迫って来ており、 当時とは違って、関心を持ったようだった。
私は母とは孫ほど歳が離れているから、 当時20代で老人問題を友人に語っても理解されないのは仕方がなかった。 でも今は40代を迎えて家族環境も変わり、 介護保険制度のおかげで老人問題がオープンになり、気軽に話せるようになって良かった。
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葬儀でお世話になったお寺さんに、戒名を付けていただくことにした。
ご住職は、 “仕事を辞めてからの1年は母と一緒に遊んだので楽しかった”と言う私の告別式での挨拶に 関心を持たれたとのことだった。
喪主の挨拶の時には、すでに住職はいらっしゃらなかったと思ったが、 マイクの声は全館に届くようで、ご住職は別室で袈裟を着替えながら聞いていたらしい。
うちは檀家でもなく、その場限りでのお願いであるが、 このたびは快くお引き受けいただいて、心から感謝している。
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