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2007年03月04日(日) 理系離れはいいことなのかも


今年の受験も終わったみたいです。理系のいわゆる工学部離れがひどいみたいで,筑波大の工学部が1.4倍だったとか。もちろん,倍率はこれだけ受けた人がいて,その中で通えるレベルにある人が1/1.4の割合だったということしか示していないので大した指標にはならないわけですが,一般論としてやはり大学といえば文系学部や医学部などだという風になるのは興味深いと思います。

僕個人としては,文系の人がいっていることはまとをえていると思うのです。理系の,特に工学部に対するイメージは

社会的な方面としては
・理系を学んでも社会では出世できない。
・賃金が安い。今はやりのワーキングプア,なぜか理系ばっか。
・3K

と思われがちです。3Kについては嫌いな人にはそうだろうなぁというだけのことだと思うのですが,賃金が安く出世は諦めなければいけない面は問題があるだろうと思います。

大学生活として考えても,どんなDQN大でも理系に入ると
・講義と実験と演習とレポートにおわれて文系に比べれば忙しいといえる。
・男女の偏りが激しい
となり,編入はともかく高校の受験生で必死に予備校に通い,部活やら趣味やら恋人やらすべてを捨ててがんばって大学に入っても,その状況が続くだけ…というのはかわいそうですよね…。

それに…日本の動きも理系不要になってきているのです。

今,中国や韓国,東南アジアやインドなど人件費の安い国が台頭してきたため,コスト競争の一貫でどんどん物価が(日本の1/10みたいな)安い海外に技術を委託しようとなってきています。そのほうが給与を節約できるのです。日本の技術がどんなに彼らよりすごかったとしても,やはり工業製品のような使い捨ての商品には性能のよさよりも安さが重要になるのでそれは仕方ないと思います。物価が1/10の国でものをつくれば,単純に考えれば日本で作るより1/10得をし,それを日本で本来の値段で売れば,儲け = 値段 - 製造費 = 値段 - 本来の製造費 * 0.1となり,簡単かつ爆発的にもうけることができるからです。ということは日本の技術職人は用済みとなり,アジアの人々にそのノウハウを伝授し,それで日本は技術から手をひくことになると思います。

2007年問題の革新は,おっさんが若者に技術を伝授できないのが問題なのではなく,おっさんが中国人に技術を伝承できないことに問題があるのでしょう。なぜなら,中国の技術力が低い=日本を含め世界中の品物の品質が悪い ことを意味するからです。

そういうグローバル化の時代において,確かになぜ日本人が理系を学ばなければいけないのかは結構重要になるような気がします。実際,技術者不要論がでまわり,中堅技術者を育ててればいいといわれた高専はこれからはそういうのは中国に任せるということで,どんどん数を減らすなり大学化できないかを検討するようになりました。公立大でも専門科目より共通科目のほうが人気があります。一部教育を受けた日本人の高度なものを要する場面でも結局はコスト競争の面で消費者のために待遇を冷遇しなければいけない。

つまり,若者はよく現状を理解して選択している世間知らずではない方々だ…ということだと思います。僕自身も,最近理系を選んだ僕は負け組だなぁという気がするのです。将来的に人を使い,人から尊敬される人はなんだかんだいって,文系の方です。コンピュータ業界の方でも,すごいといわれている方の出身は大体文系出身です。ものがつくれても政治ができなければ意味はないということで,まぁそういうことです。

社会がそういう人付き合いとか人間関係とか,俺録とかそういうのを重視している限り,何かを作れることは第二段階での評価であり,結局は第一段階の評価は政治力だといえるのだと思います。そしてそれは,理系を学んでもみにつかないと思います。

ではでは。

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