2007年02月03日(土)
卒研 |
なんか卒研配属希望の用紙をださなきゃいけないみたいっすね。僕の場合卒研より前に試験を,単位を…って感じなんですが,まぁとりあえずださなくてはいけないっすね。
やりたいことをはっきりさせて入った大学なので,一応最適化理論とGAという観点で選ぼうと思います。一番えらい最適化の教授を第一希望に,兄さん研究内容その人とかぶってない?と思われる講師さんを第二希望に,で,第三希望なんだが,その先生は確かにGAもやっているんだけど,バイオインフォマティクスっていう生態の遺伝子構造の数理的解析っていうまた別のことをやっているらしくて,僕バイオハザード(ゲーム)とかホラーな話ちょっと苦手なんだよな…的なものがあってどうしようか悩んでる。
さしあたり図形処理は苦手ではないし,新しい絵の概念を定義するのもいいかなと思って射影幾何学(絵をかくための幾何学)とCAD/CAMあたりを第三第四で希望しようと思う。
まぁ一般に普通僕らがこの分野で興味をもつのは,ゲームソフト→お絵かきと音楽→ハードや回路→数理解析 だと思う。大学生は高専生に比べれば100倍くらい正常な思考をしているので,一応基本的にそういう考え方をしているといえる。高専生は「二次元の女の子」とか,「僕が部活に入らないのは全国トップレベルの帰宅技術をみにつけたいからだ(最小コスト・最短経路問題,および寄り道における巡回セールスマン問題)」とか変なものに興味をもっている場合が意外と多い(?)。まぁまともな人はソフト作ってたし三次元の彼女もいたけどねぃ。というわけで多分僕自身が卒研の研究室人数であまりもめることはないだろうと思っている。ただ第一希望は教授がかなり格の高い方なので,就職における教授推薦や大学院進学派によって阻止,もしくは自分自身が編入で成績という観点などからどういう人物か判断できないということで反対されることは高確率でありえるだろうと思う。第二希望の先生はまだ若いためそういうことには無関係かつ最適化理論の先生だからあまり希望者もいないだろうということで通りやすさ係数0.6くらいとふんでいる。
第三希望はCGといってもなんか数学科出身の先生だから議論の組み立て方が明らかに技術者ではなく哲学家みたいな考え方をしている方だから,あまりそういう先生に指導してもらおうと考える方はいないだろうということで大丈夫だと思う。僕自身は高専ではあまりぶっとんだ先生っていなかったから,まぁこのくらいぶっとんでいる人くらいが先生だといいよね的なものはある。もちろん明らかに技術者出身の方とは違う考え方をしているから,この人の講義単位が取れる気がしないから講義は嫌いだがな。ただ人間的にはいいんじゃないの?
第四希望は学年担任。この人のもとに配属になるのは絶対無理だなと予想している。この教授の特徴は,講義がわかりやすい(ポイントアップ),テストも問題文が日本語でかいてある(ポイントアップ),大学教授であるのにもかかわらず日本語がしゃべれる(ポイントアップ),学生への配慮も同時にしてくれる(ポイントアップ),研究内容はお絵かきとプラモデル(正確にはプラモデルの設計)(ポイントアップ)ってな感じで,まぁ保守的な学生は絶対この人を希望するだろうということで,あまりに魅力的な教授すぎて僕なんかの配属は㍉だろ的に魅力をもてない研究室だったりした。でも第四希望ってそういうことだと思うのでここらへんをかいておこうかなと思う。僕らの世代ってっミニ四駆とかビーダマン世代だし,エースコンバットなんかはなかなか学生の間でブームなわけで,まぁこういう研究室は絶望的だといえる。きつい見方をすれば,新しさや面白味にかけているからそういう風になるのであって,ここに配属されたらそういうのをみつけるのにかなり苦労すると思う。
高専にいたときは卒研やるときは卒研の前に特殊演習って講義があって,その講義の一貫に「卒研への準備」なる項目があって自分がやりたい研究の現状調査とその中で自分がやりたいことをパワポを作ってプレゼンするっていうことがあったんだが,あらかじめそのときに自分が配属されたいもしくは興味のある研究室の教授それぞれに研究のお話をききにいくなり挨拶するなりしろっていうのがあった。大学でも前どんな研究をやって今回はどういう研究をやりたいかくらいはマナーとしては挨拶しにいったほうがいいんだろうが,でも編入の場合はその前に進級だろ?的なものがあるからなんともいえないよな…。実際進級を重視していて卒研で何やりたいかなんて何も考えてないし。
面白かったのは大学っていうところは卒研をやるにあたっては毎日大学にきて研究をすすめてもいいし,夜遅くまでいてくれてかまわないらしい。これは高専の卒研生は研究室でカップラーメンを食うなと相反していいと思う。
僕の卒研みてくれた教員はわりと高専のそういう体質と戦ってくれて研究室を学生の生活スペースにして,できるだけ研究しにきてもらおうとがんばってた方だからあまり不満はないけどねぃ。具体的には研究室に冷蔵庫やポットをおき,研究室内で飲み会を開き,論文さえ書いてくれればという条件付で研究室のPCと学内LANを使って対戦ゲームもしてくれていいですよ的な人だった。だから結構あの頃は毎日何の用もないのに研究室行って話し込んだり遊んだこともあった。無目的にパソコンばらすとかね。流石にそういうのが問題になっても「学生が研究室にこないことには何もはじまらないし,研究ってのはそういうことだろう」って戦ってくれたナイスガイだった。社会空間における最適化理論をやっているっていう数理出身のマイナーな人だったから,人と考え方が違うことにヤケだったというのもあるかもしれないが,とにかく高専であの研究室だけは楽しかった。その人の文庫もなんとカーニハンとリッチーが書いたC言語の仕様書なんてのもおいてあって,これはレアすぎだろ的なところだったし。カーニハンとリッチーはPDP-11というパソコンのためにそれ用のOSのUNIXと周辺ソフト開発ツールのC言語を作った人ね。つまりそのへんの権威が書いたC言語の解説書をこえる,開発者自身が書いた仕様書だからこれはすごい,と。
今いるのは公立大学だから教授も結構固い考え方をしていると思うのでまぁ研究室でご飯食ったり遊んだり飲み会に行ったりはできないだろうが,まぁ日ごろの講義の課題を研究室のPCでやったりそれを印刷したりくらいまでならあの空気なら許してくれそうだし,まぁ,そんなもんだろうな的な感じだった。
そんなことより進級しなきゃ…はぁ…できるかな…ら・ら・ら・いえるかな,ポケモンの名前ーーー!
ではでは。 |
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