TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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CLOVER

君は春の風になって
菜の花を揺らす

君の愛するものすべてを置いて

黄色い花弁が
はらはらと舞って

祝福の喇叭は
いまだ鳴らず

道の端に残る雪が融けるのを待つように
時間-とき-を過ごす

愛は
あなたを包んだだろうか
あなたの心を温めただろうか

春の風は
なにも語らず
菜の花を揺らす



author:蒼井冬星 HOME  
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