エアーポケット
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2005年06月04日(土) 太陽が目に沁みる

 今日は夜勤明けに、報告書を作るため残業をした。お金にならない残業だ。昼過ぎに体力的にも限界をきたしたし報告書もほぼ完成したので、現場で仕事してるヤツらに労いの言葉を伝えて、家路についた。なんか週末で日曜月曜は休みだから、なんか今日は頑張ったなって感じがして、すがすがしい気持ちになった自分がいた。照りつける太陽がやけに目に沁みた。

 それにしても土曜の昼間の帰り道、隣の車でカップルがいちゃついてる。前の車では家族連れらしく、子供がはしゃいでいる光景。公園の周りには車が列をなして路上駐車してる。それぞれに散りばめられた幸せ色が眩しかった。
 
 タバコの自販機の前で車を停め、タバコを買う。いくつかのカップルが僕の横を通り過ぎる。歳としては僕と同じくらいの感じがするが、最近は自分の年齢をよく把握していないので、20代前半のカップルも見ても同世代に思えてくる。都合のいい解釈だが、実際の自分の年齢28歳に対して、どのように振舞えばよくて、どんな顔をしてたらいいのかわからない。それでも周りの人たちはちゃんと僕を観るなり、20代後半ですねと、しっかり事実を伝えてくれる。僕はやっぱり歳相応に見えるらしい。大人になったもんだと思う一方で、いやいやまだまだ子供ですからっていう思いが自分にあるから、うまく飲み込めないでいるのも事実。
 実際線引きがない、なにをやれば大人なのか、何をしていないから子供なのか。ここでよく引用されるのは結婚してないかしてるかでの線引きくらいのもので、でも、実際に既婚者の友人が大人に見えるかというと、そうとも限らない。でもその人たちは、僕にはないなにかを手に入れてる感じはする。背負ってるようにも見える。だからってそれに飛びつきたくてたまらないとはならない。これは強がりか?いや違うかな?この辺はよくわからない。


 家に帰って、シャワーを浴びて、音楽を聴きながらいつの間にか眠りについた。目が覚めたのは6時間後くらいで、まだ音楽は流れていた。電話が鳴る。昨日ジョグダイヤル部分が壊れたケイタイ、くるくる回しても一向にスクロールされない。明日修理に出す予定のケイタイが鳴る。友達からの電話だ。用件は簡単に言うとこうだ。
「例のブツを取りにいくわよ。」
「イエス、ボス。」

 そして、30分後に行くといったボスは、1時間半後に到着。「待つ」という行為になにを思うかは別として、おかげで久々に「から騒ぎ」を観ることになった。ブツを渡して、小一時間気の合うトークを展開したかに思う。

 ふとしたきっかけで時間軸は高校時代になって、あれから10年も経ったことに二人とも深くため息をついた。

 「気がつけば時間はどんどん積み重なっていて、つい昨日の会話のような10代の景色」フレーズにするならこんなもんかな。これが現実。寂しいかな?そうでもないかな?楽しいようね今って?フラフラしてるのかな?
 ボスが最愛の人を探す理由。僕が結婚しない理由。やっぱり大きなテーマは扱いにくい。この時期、まだまだ夜は冷える。行ったり着たりのフレーズを交わして、ボスのシンデレラタイムもオーバーして、最近の僕ら4人の合言葉になってる「また集会で。」のフレーズを二人で交わして、ボスは颯爽と去っていった。

 その夜見上げた空は雲模様。まぁさすがにこれは目に沁みない(苦笑)。


 Today's Favorite Song

  森山 直太朗 『今が人生』


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