世を忍ぶ仮の日記
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2008年06月11日(水) |
Dear my friend |
天国にいる友達へ。 年月を重ねる度に、あなたがいないのが辛くて苦しくなります。 私が歳を重ねる程、あなたとの思い出が、濃く蘇ります。 ごめんね。 ごめん。 何度も何度もあなたに謝ってしまう。 悲しすぎて、辛すぎて、でもただそれだけじゃなくて、謝らなきゃいけない事がたくさんありすぎて私は、気が狂いそうになった。 今でも鮮明に、最初にあなたの命が消えてしまった一報を受けた後、受け止めきれなくて涙目で学校を彷徨って、どうしていいのか分からなくて蹲っていた日を思い出す。 保健室のソファで、嘘だって信じたくて、母から通夜に行ったと聞いて、本当だって知って。 でも、数年間、現実だって受け止められてなかった。 長い間かけて、ああ、もう本当に、あなたはいないんだと、心に染みる。 お墓参りもさせてもらってない。 あなたの為に祈る場所を、私は与えてもらう資格も無い。 ずっと後悔している。 あなたが、大好きな、素晴らしい御母様を突然亡くしてしまって苦しんでいる時に、私は何も出来なかった。 すごく苦しんでいるのを知っていたのに、何も出来なかった。 私にとって、理想のように素晴らしい家族が、不慮の出来事でいきなり崩れた事を、私自身が受け止められなくて、当然あなたが受け止められないのに、私も一緒にどうしていいのか分からなくなった。 あなたが苦しんでいくのに、私は支えられなかった。 何も、出来なかった。 今でも、あの時何が出来ただろう、何か出来ただろうか、それを考える。 亡くなった後に、私が知らないところでもっと苦しんでいた事実を知った。 あなたは私に電話をたくさんしてくれていたけれども、私にはそれを打ち明けられない状態になっていたんだ。
中学時代に、消しゴムを貸して貰ったとか。 高校時代寮で、散々馬鹿な事して笑いまくったとか。 ちょっとした事で喧嘩した事とか。 散々、ライブ行きまくったとか。 一緒に、ヴァイオリンの試験や演奏会やった曲とか。
人が、亡くなってしまうと、身内がまず歯車が狂っていく。 御母様が亡くなった後のあなたがとても辛そうで、見ていられなかった。 神経熱で悩んでいたね。
私も、神経熱で寝込む度に「辛いね」て天国に向けて言う。
実は、あなたが亡くなってから、神経熱が出っぱなしになったんだ。 そのくらい、私にとって、あなたは大切な友達だったんだよ。 広島戻ってから「もしあなたがいたらなあ」と思って、立っていられなくなった。 私にとって、あなたがいたらなあ、と思っていても、それは私のエゴだから。 だから、あなたはどうか、天国で、ママと、幸せになって。
今年も、世の中で悲しい事件がありました。 あまりにもショックで、言葉が浮かびません。 世の中で、私だけが友人を亡くして悲しんでいる訳じゃないのは骨身に染みて分かっています。 でも、だからこそ……。
私はまだまだ、彼女の死を受け止めきれてないのでしょう。 そして、こんなにも辛いのは、私の中の後悔の念がいつまでもいつまでも、呪縛し続けるから。 未だに私は未熟過ぎて何も出来ないばかりだけれども、 生きて。 生きて幸せになって欲しかった。 でも、私には、もう何も出来ない。
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