世を忍ぶ仮の日記
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夏の着物を途中まで着た状態で、着物屋へ行きまんた。 なんで毎回出る時間を勘違いするんだろうな。 行ってもう一度着直すから、いいっちゃいいんだろうけど。
今日はとんでもなく愉快な一日でした。 着いたらとりあえず遊び出す母を置いて、ひとまず練習をして(ここまでは良かった)ツンデレにいにいが、夏用半幅帯を1000円で売るという暴挙に出ていた。 「どした?」 「……正直言っていい? オレこれ好きじゃない」 言った自分に笑うツンデレ。 こいつそろそろ二次元に放り込みたい。 新しく入荷した着物があるぜよーってみんなで大遊びしはじめて、練習場所にも人が増えたので私ははじき出されるように、大遊びグループに入りました。 この辺りも大層愉快なツンデレぷりだったのだが、その後衝撃の出来事があり、身内全員それ以前の記憶を消失するくらいに笑った。 この出来事に対して、ツンデレだけが怒っちゃって 「だいたいさー、スーツの男性、それに関西弁ったら業者ですっつってるようなもんじゃん! うちは呉服屋じゃないし!」 と怒っているので 「じゃあ何屋だよ」 てツッコミ入れたら 「ん。んー。趣味の館。自分の好きなもん置いてんの」 といたく満足げにしてました。 そのくせ、一応営業用に 「オレに御飯食べさせてよ」 なんて言葉を使うんだ。 先生に軽く 「じゃあ来週おにぎり握ってきたげる★」 とあしらわれてました。 ツンデレまだ甘い。 趣味だからいいのか。 おにいは、新しく仕入れた夏用の男着物を自分に羽織って遊び出し
「ねえ、これってゲイっぽくならない? これをピシッと着たらもうザッツゲイ! て感じだよね」 とか言うので、頷いておきました。 ようし、じゃあこれでお店の前に立って営業しよっかなーと冗談で言い始め(普通に洋服で歩いていて新宿で男にナンパされて、本気でキレたくせにな…)一週間前からおねえ言葉を練習しないとなーとか言うので(調子に乗りすぎている) 「駄目だよ、そこは普通の口調を使って敢えてどっちか分からないようにして、どっちだろうどっちだろうと悩ませた方が客はもう一度来るよ」 と腐ゆえの視点を述べてみたら、他の人からは「深いねー」て感心されました。 腐っ子は「キャー! あの店員さんどっちかなー」てなった方が楽しいの。ザッツゲイより、ゲイ…? くらいがいいの。
更にその後、ぼんやりと 「うわあ☆ありえない☆」 といい笑顔になってしまうような帯と着物を合わせて 「うわあ☆最悪☆」 と爆笑し 「じゃあこれにこれでどうよ!」 「わ! も、最悪! 最高に最悪!」 という帯揚げ帯締めを合わせてもんどりうって笑いました。 悪趣味なポップで飾ったらどうだー? とか、鞄用意したりとか、下らない事に神経注ぎすぎ。 「うっわあ。これはこれで居るよ…」 「罰ゲームでこれを着て出歩くとか。いや、趣味の館で罰ゲームな無いな。店の企画でやろう!」 「いっそもう、やりてえよ!(爆笑)」 にいにいはノリノリが過ぎて、他装が出来るお姉様に、トルソーに着せてもらってました。 最後まで見られずに帰っちゃったのが残念です。 思い出すだけで笑いが込み上げてくるようなコーディネートだった。 ・ごちゃごちゃした、子供が一杯変な格好している模様の黄色の小紋 ・黄色に黒刺繍の、なんとも言えない帯 ここまでは、いい……(?) ・向日葵の大きすぎる帯留め ・ピンクの帯締め ・形容しがたいピンクの帯揚げ←数あるピンクの中で一番合わせたらイヤンなのをチョイス ・雨用の小町下駄(黒に赤い梅) ・ビーズがビロンビロンしている鞄
一つ一つは悪いものじゃないのに、こんな合わせ方するとここまで愉快になるものなのか。 さしずめ藤原事務所で眠る森田さん相手に遊んでいる気分でした。 しかも、ある意味、有りな格好なところが怖いぜガクガクブルブル。
にいにいが今日は機嫌がよくてデレってくれたので、ありえない額でにいにいお気に入りそうな帯を手に入れましたガッツ! イエス! あーいい一日だったールルルーン。 にいにい、二次元に行ってくんないかなー。 生身で目の前にいると、おおっぴらに「もーえー!」てなれないっすよー。 あいつ、萌えの泉やで。 潤った。
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