世を忍ぶ仮の日記
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うまれてはじめてきちんとした花見をした。
着付け教室の集まりで、丁度河川敷の桜が一番綺麗な場所の前。 新しくアンティークな着物(80年前くらいらしい)を買っっちゃった……。 テーマ【夢二の世界】。人からしばしば「肩が、無い」と驚かれる究極のなで肩を利用する。 流石にちょっと裾丈が足りない。 「ちょい見せ襦袢でどうっすかね」 ヒップハングジーンズの下着のノリで提案する。 「おおお、やらすぃ〜」 という声にお調子付いてみました。 ちらりと見える、足が凄絶に汚かった(ヒドス)。脛の手入れは念入りにせねばいけませぬな。
お花見の席には和傘が日除けでかけられて、和傘に映る桜の影の風情が溜まりません。 そんな中でお弁当をひたすらに食べる。 桜の木の下で花を愛でながらに食事をするという経験が今まで無かったので新鮮です。 ええもんですなあ。 ひらりひらりと舞う花弁がお弁当に入ってきたりして。 食べ終わってお腹いっぱいになるとどうしようもなく眠たくなってみんなでうとうとしながら会話しています。 風が吹くと少し舞う花弁に 「これくらいがいいよね。これ以上花吹雪が舞うと、気が狂うっていうよね」 なんて言いながらぼんやりとして、河川敷の公園を歩きました。 ちなみに、気付けばカメコがいます(爆笑)。知り合いですけどね。ヘタしたら着物屋の主人なんですけどね(大爆笑)。遠くからこっそりやってるとけっこう怖いよ(笑)。 眠気が少し消えた人から散策していると、後ろ姿が「色っぽいよねえ」なんて言っているのをちゃんと望遠カメラで収めている人がいるという。 私がぼんやり一人で違う道を行っていると背後から聞こえた声、 「違うどっちかっていうと市川監督の世界だよ、八墓村とか」 て、お姉さん!(若奥さん) じゃあそこに死体が無いとねえっつって、割といつもの乙女団のノリになってしまい、台詞を作ってしゃべっていたら、若奥さん以外がドン退きしましたイコール若奥さんは完全についてきていた。 「うちら妄想族だから」 若奥さんは笑いながら答えた。 え? そんな……いいんですかこんな酷い妄想の人を一緒に括ってくださったらあなたが穢れてしまう……それはいけないたかやさん(お約束) その後も座って、ぼんやりミントンに興じる若い娘達を見ました。 ミントン凄い流行りだな……完全に山崎しか思いつかなかったんだけど、どうやら世間的にはオグシオ効果って受け止めるらしい。 フムー、勉強になる。 ぼんやりと座って桜を愛でていたら、段々と花吹雪が舞っている事に気づきもせず、口から半分魂が抜けた状態になっていました。 ちょっと頭ヤラれた。 桜って危険。 夜の部大人達は普通にBBQをするらしく、ぼんやりしていると煙がもくもくこっちに来て燻されそうになります。 「風上へ!」 若奥さんがナウ○カ語を発した。 ナウ○カ語に瞬時に反応出来なかった。 口から四分の三くらい魂が抜けていてね……。 あすこの夫婦はジ○リ語で会話出来るらしいよ。入りてえー(でもちゃんとは暗記してない)。 若旦那は今まだ一人で東京で仕事中です。 最近の萌えっ子街道をひた走る若旦那の最強萌えエピは、高校時代に大通りを歩いていてオジサンにナンパされた事があるって事です。 ヒー 確かに今でも顔立ち整っているけれども そんな可愛い高校生やったんやー ヒー ほんでそんな過去が今のツンデレの彼を作ったんやね、うんうん(いい笑顔)。 ツンデレはウサギハートなんだって
アッハハハハアハハハハ よろこばしい!
ちょっと冷えてきたね、つって、お店へみんなで戻る頃には全員の魂がけっこうやられてた。 桜には気をつけないといけない。
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