世を忍ぶ仮の日記
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2008年02月16日(土) 厄日と言わずしてなんという

着付け教室に行こうとして、ルンルンで着物を着て、おばさんが来るまで玄関で待機していたら、なんだか家の前の交差点にパトカーと警官がワラワラとやってくる。
割と事故の多い場所ではあるので、アレレレ? 事故車はどこかな? あまり大きな事故では無かったようだねえ、なんて言ったり、うおおお私有地に勝手に入ってくる警官ー!? と言っていたらおばさんが迎えに来たのでおうちを出てみた。
「すいません、こちらに○○○○(私の本名フルネーム)という方が事故に遭われたという連絡があったんですけれども」
「ハァ!?」
「自転車のお名前がですね、そのお名前でして」
「おかーさーん! 私もう長い間ここにいなかったんだけど(15年程度こっち名義の自転車に乗っておらぬ)盗難? 盗難?」

祖母が私の自転車に乗ってました……。
きいてねえええええええええええ。
ていうか全て聞かなかった事にしてしまいてえええええええ(本音)。


着物脱いで慌てて病院に駆けつけました。
いわゆる加害者にあたる方が泣きそうになっておられました。
ばあちゃんはピンピンしてた。
到着時「なんでもないのに連れて来られた」のような事を言っていたのに、検査待ちの間に打ち身が響いて痛くなってきて(以下一度書いて消した)

次に会った時は倒された事にされていて

更に次にあった時はふっとばされたって言っていた。
多分、明日には10メートルふっとんだとか言ってるよ、あの人……。
すいませんもうこの人との心の御縁は二十歳の誕生日にザックリ切っていたので、もう、しゃべっている間にどんどん心が死んでいくのを感じるよ……
うん……無事で……なにより……です……。
最後、心が死にすぎて帰りがけに言葉一つ発せずという状態になっていた。
病院も、サービス業としてのクオリティが低すぎてイラッとさせられすぎた。
言葉と態度一からやりなおしてこい、あの医者…!!


テンションがダダ下がりすぎたので(心配という気持ちが全く沸かなかった自分へのショックもある)
「ほい切り替えてー!」
と着付け教室やってる着物屋さんへ行くのだ。
あーもう切り替えてーとか言ったの私なのに、全然切替がきかなくてイライラしたままの状態で、相変わらずちょっと頭悪い感じで帯の練習だけしてみたけど、もう集中力が無い。
ぼんやりしてたら、通りすがりのおじさんが「すいませんビニールヒモありますか〜?」て入ってきて、何事かと思ったら、車ぶっつけちゃったからテキトーに結んで帰りますわー、ランプがごそっと外れましたワーとか言っていて


塩でも撒きたい衝動に駆られる。


祟られる……!!!!


ギニャー! 怖い怖い!

そんな私ですが、こっそり必死に江戸の常識非常識という本を見つけて必死にネタを探そうとしてみたり(見つけられず)可愛い帯をみつけたので、目の前に欲しそうにしている人がいたので速効先手を打ったりと、世情に関するどこかの部分では動いてもいるようです。


でもやっぱりちょっと感情的にぐったりきた。


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