世を忍ぶ仮の日記
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| 2002年04月09日(火) |
普通の大学とそうでない大学 |
妹の大学の入学式に、朝早起きして行きました。 胸が高鳴ります。 何故なら。 普通大学(カレッジじゃなくてゆにばーしちー)に潜り込むから。 前に一度普通授業に潜らせてもらって、30年戦争は何故あんなにも長引いたのか、というのをとくとくと教わったことがあるけれど(ノートには「ダラダラぶっこいてたから、と書かれていた<理由)、普通大学の入学式ってどんなのかしら。ドキドキだわ。もちろん遅刻なんて許されないのよね。 私の入学式の思い出といえば。 高校の時、入学式やっちゅーのに、高校部長が挨拶で「卒業生の皆さんおめでとう御座います!」と2回も間違えた。1度ならともかく2度までも。緊張感の無い入学式。 大学の時は余りの忙しさに覚えていないが、実際残っている写真は私が必死に2台ピアノの合わせをしている写真だった。入学式から錯乱してたもんな。難聴治ったばっかりだったし。 というわけで、晴れて普通大学の入学式を味わうわ。例えそれが父兄席であったとしてもかまわない。姉だって父兄席に座るもん。プン。 しかし連日夜更かししているのに突然の早起きで吐きそうに眠たい。しかもプログラムを見ると、何故か最初にショパンの舟歌の演奏が入ってる。 舟歌=バルカローレ。バルカローレって「ねむりなさーい」と言っている気がするんだな、私は。その位眠い曲なのね私の中では。 嗚呼、舟歌が演奏されるんだ……。という思いだけで、弾かれてもいないのにはじまる前に思い切り眠る。 そうすると実際の入学式の最中には一切眠らずいけました。 素晴らしいな、バルカローレ効果。入学式終わって、科ごとに分かれて学内案内をするというので、まんまとグレーのスーツを着ていた私はひょっこり紛れ込んで写真取りまくる。挙げ句の果てには講堂の中の応接室の風景写真まで撮り出す始末。余程はしゃいでいたものと思われ。 見事ジャズダンスサークルのチラシを、私に手渡ししてもらえる。わあい、紛れたぞー!普通大学の普通サークルの普通のチラシを普通にもらったぞー! と周りから見ると明らかに変にはしゃいでいたものと思われ。 いい加減妹に「これ以上はまずいよ」と言われて帰ることにする。 ちぇっ。 帰宅した妹に「お姉ちゃん面白いね、また会いたいって言われた」と言われた。 よくってよ、いつでも。 文句が(?)あるならベルサイユへいらっしゃい、ベルサイユへ。 てか、うちに遊びにくるらしいけど(笑)。ここはベルサイユか!?んな馬鹿な。 どうにも普通の大学では私は浮くらしい。 フン、だ。
帰宅して一眠りしてから、いざ、大学3年学園祭の時の同窓会へ。 今回、私の家に泊まっている友人がベルリンから一瞬帰って来たぞ記念で、会える面子だけで会おうということになり。 エリザベート皇后がお辛いものが好きということで、辛いメニュもある店を選んだら、結構周りからブーイングが来ましたね……すいません。 そして旦那フランツまたの名を姫は、1時間の遅刻。 たいてい私も遅刻キャラだが(集まる人々も既にそれを承知)姫が遅刻キャラだとは知らず。中央線に止まられて姫はパニック。「料理は残しておけ!ビール1つ!」とか来ても無いのにメールだけは参戦。だがしかし閣下は「フランツ来そうだからこれ食べとこ」というノリで全員急いで食べている。 姫登場。 姫と一緒に、メールで姫の彼氏を弄ぶ。 私が、「今日は可愛い子に囲まれてハーレムハーレムうはははは」と笑うので、姫が「いやーん喰われちゃう」と言い、「それメールで送りなよ」ということで送ったら、彼氏大慌て。 「だいじょうぶ?いますぐいくよ」全部ひらがなでメールが来ました。 「ねーねー、あん!とかはん!とかいやん!とか送りなよ」と言うわけで。 うしししし。 彼氏、「きゃああ!」というメールに大動揺。どうして「きゃあ」という文字を打つ暇があることに気が付かないのか。とまたしてもこっちは大爆笑。 嗚呼、女ってこわーい。 昔に戻ったノリではしゃいだりもしたけれど、それぞれ色んな道で生きていて。 嗚呼、年ってこわーい。
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