| 2006年05月29日(月):価値観の立体交差 |
お勤めをはじめたり、妹さんの子育ての様子をみたりして、彼の価値観はそれまでとずいぶん変わったんじゃないかなぁって、ふと思った。 こないだも、子供は可愛いよとか、子育て大変とか、今の職場が楽しい、とか言ってたもんね。 去年までの彼は、あんまりそんなこと話さなかったと思う。
考え方や価値観が変わったのは、彼だけじゃない。 コーヒーはバツイチになってから、結婚というものに対してかなりマイナスなイメージしか持てなかった。 やがて自分がアダルトチルドレンだと自覚して、子供が子供を育てるなんて無理があると、子育てというものに強い不安を覚えた。 さらにADHDと診断され、高い確率で遺伝すると知ったとき、子供に同じような辛い思いをさせてしまうのかと自分の脳味噌がすごく嫌になった。 でも、彼に出逢って、彼がとても信頼できる人だって確信が持ててから、コーヒーの考え方はずいぶん変わって。 もう二度としないと思った結婚も、障害の遺伝や面倒が見られるか不安で怖かった子供も、彼みたいな素敵な人となら大丈夫かもしれないって思えるようになった。 もっと成長して、彼に見合う女の子になって、彼に助けてもらってばかりじゃなくて、彼を支えていけるような子になるんだって、意識が変わっていった。 最も苦手なお掃除を頑張れてるのも、彼がいつかお部屋に来てくれたときのことを思い描きながら、ちょっとでもやるように自分に言い聞かせてたから。 ずっと彼を想って、毎日毎日頑張ってたんだよ。 将来一緒になっても、おうちを綺麗に保てるように、って。 彼との将来を意識して日々頑張ってるってことは、別れ話になるまで一度も口にしなかった。 だって、彼と釣り合うような自分になれたら言うんだって、決めて努力し続けてたから。 でも、言う前に彼が冷めちゃった。
これが、価値観の立体交差なのかな。 恋人同士でも、片方が結婚を意識してても片方が意識してなかったりだとなにかと気持ちがすれ違いやすいって話を聞いて、そう思った。
つなぐとすごく幸せになれた、大きな暖かい手。 腰を抱かれたりするとすごくドキドキした、細い腕。 後ろから抱きつくとすごく安心できた、広い背中。 僕の好みにすごく合ってた、華奢な身体。 名前を呼ばれるとすごく嬉しくなった、素敵な声。 こころにすごく染みた、厳しさとやさしさ。 悪いところもあったりするけど、それでもとっても大好きな彼。 ……いつかは、他の誰かのものになっちゃうのかなって。 コーヒー、今まで恋人が浮気とかしても嫉妬したことなんかなかったんだけど。 彼の一番大事な人でいられないのが、すごく悲しくて悔しいな。 ああ、残念。 今の彼はコーヒーを必要としていない。 コーヒーは、いまの彼の価値観に見合うだけの女の子ではなかったってことなのかなぁ。 それとも、今の彼には「彼女」ってものがあまり必要ではないのかしら。 本当のところは彼にしかわからない。 コーヒーには当たり障りのない言葉しか言ってないかもしれないもの。 「俺、案外悪い人やよ。 俺がベストやと思わんようにな。 お前にはもっと広い世界を知ってもらいたいと思ってる」 でもコーヒーは、必要とされなくたって、まだ好きなんだよね。 ひとりになってから、いろんな気持ちを思い出した。 苦しいよ。 早く平気にならないかなぁ。 |
|