| 2005年12月23日(金):信頼 |
彼は「自分が一番大切な人に一番信頼される存在でありたい」と言った。 彼の最初の恋人は、自分の母親が死んだとき、彼にそれを言わなかったのだそうだ。 彼より先に、古くからの友人へそのことを告げ、彼は彼とも共通の友人だったその友人から、彼女の母親の死を知り、通夜に参列した。 そのとき、彼は大変悔しかったという。 一年以上も付き合ってきて、そんな大事なことが起こっても一番最初に話してもらえないほど、彼女の彼への信頼度は高くなかった。 彼はすごくショックだったという。 その件をきっかけに、彼は最初の恋人と別れたのだそうだ。
コーヒーに最も信頼されたいと願う彼の気持ちが、そこにあった。 ……コーヒーは、彼を一番信頼できるようになれるだろうか? |
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