ヤグネットの毎日
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2003年06月27日(金) 小説のたのしみ

 午前中、打ち合わせ会議の場所を間違えるという基本的なミスを犯す。
 ある「リーフレット」を作成するのに構想を練る時間もほしかったので、自宅にこもってあれこれとない知恵をしぼることにした。

 ひとりで仕事をしていて集中力を保ちつづけられることができる人は、えらいと素直に思う。僕は、たいてい飽きてしまったり、誰かと話をしたくなってしまう。
 案の定。昨日も、リーフレットの作成作業もほどほどに切り上げて、読みかけの小説を読んだ。
 僕は、小説がとても好きだ。といっても、ほんものの「本の虫」のように、一日一冊を読了とか、活字を読まないと中毒症状をおこす、ほど徹底しているわけではない。それでも、小説の世界に自分の感性を解き放つときの感覚が、たまらなく好きである。

 エンターテイメントでありながら、人間とは何か、生きるとは・・・など、根源的なテーマをさらりと書いてあるものがいい。読了後に、なんとなく襟を正したくなったり、誰かに優しい言葉をかけたくなったり。そんな新しい自分を発見させてくれるのが、読書の醍醐味だろう。

 どんなに忙しくても、自分の時間として「本を読む」ことを忘れないようにしたい。

 必要があって、昔の写真を押し入れから引っ張り出している。結婚式の前後、息子が妻のおなかに入った頃、息子の生まれたて、そして最初の議員への立候補と落選、二度目のチャレンジでの初当選、息子が一年ごとに大きくなっていく様子。
 僕は、4番目の子どもだったこともあり、自分を中心にした写真が極端に少ない。だから、思い出としての写真がほとんどない。

 息子、妻、家族の歩みをきちんと残しておきたい。たったひとつの家族の思い出は、誰にも代わることはできないのだから。


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