ヤグネットの毎日
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2003年06月22日(日) 人類と生命の未来に責任をもつ党として

 僕が所属する日本共産党は、秋の党大会に向けて全党的党議で、「綱領改定」を行う。
 昨日はその改定案の報告が中央委員会総会で不破哲三議長が行った。僕も、衛生中継でリアルタイムで視聴した。

 綱領改定案は、21世紀の世界と日本を国民とともに日本共産党がどのように改革していこうとしているのかを、科学の目でとらえ国民の目線にたってわかりやすく解きあかすことに力点をおいている。
 
 政党にとっての「綱領」とは、その党の存在意義を示すものであり、どういうビジョンで政治を変えようとしているのか、国民とともに歩もうとしているのかを示す、「たたかいの旗印」である。

 綱領改定案は、20世紀の初頭、自由と民主主義をめざす国民のたたかいの歴史をふりかえることからはじまり、日本の基本的な情勢を規定し、世界の現状と21世紀の世界と日本のすすむべき進路を示している。

 かつて、民主党の幹部が、日本共産党が「共産主義をめざしているから政権をともにすることはできない」という主旨のことを発言していた。つい先日も、民主党の岡田克也幹事長は、政権協議の相手として日本共産党を「いまのところは想定してない」などと発言し、その理由を「(安全保障政策などで)政策的に違和感がある」といっていた。しかし、民主党は政権交代はさかんに口にし、「政策綱領」づくりをすすめるとしているが、では一体、どういう世界と日本を21世紀につくっていくのか、人類史的に視野にたった政党としてのビジョン、哲学をもちあわせているのだろうか?僕の不勉強かもしれないが、まだそういう文書を読んだ記憶がない。
 しかも、安全保障政策の中心は、アメリカのむき出しの覇権主義に対して、追随姿勢をとるのかどうかが、ポイント中のポイントだ。日本共産党は、アメリカの横暴に対してキッパリと対決する立場を明確にしている。この政策的立場に「違和感がある」というのであれば、民主党は安全保障政策で、自民党政治とどこが違うのか?といわれても仕方ないだろう。
 
 まだまだ力は足りないけれども、日本共産党は現在の小泉政治とアメリカの横暴によって苦しめられている日本と世界の国民の苦難の解決方向を指し示すだけではなく、利潤第一、ムダと浪費、環境破壊の資本主義経済のもとでの歪みを是正し、乗り越える力を人類はもちあわせている、という展望をもっている。
 それは、人類と生命の現在と未来に責任をもつ政党としての当然の態度である。
 
 国民の苦難に心を寄せて、ともに解決する力と指針をもちあわせているこの党の値うちを、より多くの人たちに伝え、同じ目線でともに歩むことをよびかけていきたい。
 

日本共産党の綱領改定案はこちらから読むことができます


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