ヤグネットの毎日
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2003年04月21日(月) キラキラとした瞳で「リベンジ」

 大激戦の幕開けは雨。たしか、4月4日も雨だったような。。。
 市会の選挙。僕は、届け出係。とにかく立候補の届け出の書類というのは、煩雑である。いくらでも簡略化できると思うのだが、膨大な書類に候補者の名前を記載していくことになる。僕の選挙もスタッフのみなさんは、こういう細かい実務をこなしていただいたんだな、と思うとあらためて頭が下げる思いがした。

 くじ引きで、届け出の順番をきめる時には、なぜか心臓がドキドキしてしまった(笑)
 狭い地域に29台の選挙カーが所狭しと走りまわる。知恵とハートと体力勝負がはじまった!

 夜、僕の選挙のときに、「銀輪作戦」や「お迎え宣伝」で一緒にたたかってくれた青年たちの会合にゲストでよばれた。この日も近鉄大久保駅で、イラク戦争に関する宣伝とシール投票をやってきたそうだ。僕は、若々しい力で自分のことのようにたたかってくれた若いみんなに、心からお礼を述べるとともに、「議員の仕事って何だろう?」というテーマで短くお話をさせていただいた。
 僕は、四年間の短い議員活動のなかで、議員とは、行政の提案へのイエスマンであってはだめ。住民の声を議会を通じて行政に届けること、そして行政の意思とは相反していても、住民の運動と力をあわせて実現するまで頑張り抜く事が大切であること、などなどをお話をさせてもらった。
 そのあと、短時間だけれど、一言ずつみんなで感想などをだしあった。
 
 「自分がなぜ共産党の議員さんに当選してもらいたいのか。自分の気持を大切にしてお話をしたら、相手がうんうんと話をきいてくれた。だから、自分の気持を素直に話しすることが大切だということを学んだ」という趣旨の感想がだされた。とても大切な事だと思う。政治とは、結局、人の心と心のむすびあいであり、そのむすびあいを阻むものをみんなの合意で取り除いたり、よりむすびあうための新たな方法を考えあうことではないのだろうか?そんなことを考えた。
 
 それから、「前半戦(府議選での僕の落選)へのリベンジを後半の市会議員選挙ではらしたい」という声もだされた。キラキラした瞳で「リベンジ」という言葉をきいて、「若いっていいなぁ。自分の中で、いまのいままで『リベンジ』という言葉さえ、忘れていた。若者の未来のために、これからの自分をもっと大切に考えなあかんなぁ」と思った。

 正直、まだ心は癒されていない。
 体がしんどい面もあるし、まだ自分のなかでちゃんと心の整理がついていないこともある。自分のことよりも、落選したことで、悲しい思いや落胆をさせてしまった方たちが、こんなに多かったのか、とその責任の重さがいまごろになって、ずしんと迫ってくる感じだ。
 でも、いまは、走り続けている。前半戦以上の激烈なたたかいが繰り広げられているから。
 そのあとで、ゆっくりと、ゆっくりといろんなことを考えていきたい。


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