ヤグネットの毎日
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仕事の関係で私ひとり城陽へ戻った。 午後3時43分に飛騨萩原駅から「ワイドビューひだ」に乗る。これだと、直通で京都までつく。すぐに奈良線にのりかえたら、午後7時30分には「新田」につくのだ。 少し恥ずかしく、情けない話。 帰りの電車はすっごく混んでいた。自由席は2両しかないのだが、飛騨萩原駅の次の駅、下呂で少し人の入れ代わりがあったので、何とか座れた。たちまに眠りに落ちてしばらくして目がさめると隣のひとが岐阜で下車。そのあと座ったおばあさんも大垣でおりたのだが、そのおばあさんが下りる時に、ずっとたったままの老夫婦に「私の席が空きましたのでどうぞ座って下さい」と声をかけた。実は、その老夫婦にはそれより少し前に外国の方が声をかけて席を譲ろうとしていたのをこの老夫婦が丁重に断っていたのを、私はみていた。 ところが、今度は大垣でおりたお婆さんのあと、つまり私の隣にこの老夫婦がすわることになった。まずは、お婆さんが座った。 当然、私は、席を譲るべきだったのに、まわりは満席でまだたっている人もいる。ここで、私が席を譲るとまわりの注目を集めてしまう、かといってずっと声をかけて固辞されたらどうしよう、などと年がいもなく迷ってしまって、とうとう声をかけるタイミングを失ってしまった。 いまどき、お年よりに席を譲る等は、常識の部類のことなのに。なんとも、恥ずかしく、情けない話だ。 それにしても、近江のあたりで西のそらにし沈む夕陽はきれいだった。
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