| 2009年01月02日(金) |
新年早々、激辛ドラマ感想。 |
「相棒」元日スペシャル「ノアの方舟」。
新年早々激辛感想ですので、あれが面白かった方はこの先を読まれないようにお気をつけください。
残念ながら、私にはこの話が「相棒」でなければならない理由が見つかりませんでした。 それに……。 亀山薫不在の違和感に目をそらして1時間以上見ていましたが、鑑識たんのスピンオフ映画の予告にいた右京さん&亀ちゃんの姿のあまりの自然さに胸が痛んで。 たった半月なのにもうこんなに懐かしくて、懐かしいと感じてしまった事実が哀しくて、どうにもダメでした。
亀がいるかいないかも問題ですが、そもそもこの話は脚本がぜんぜんダメです。 あまり否定的な意見は公の場に書きたくなかったんですが、こればかりはどうしようもない。 この脚本家さんが今まで「相棒」で書いたことがある人かどうかすら実はわからないんですがね。 や、名前に見覚えがなかったんですよ。 例え書いたことがあったとしても、私の記憶に残ってないという時点で……これ以上は言いますまい。
法務省若手キャリア姉川聖子のキャラは、亀の後釜になる個性も存在感もなく、平凡極まりないものでした。 誤解のないように申しあげますが、姉川役の田畑智子さんはとても演技力のある素晴らしい役者さんです。 姉川はその才能を生かすことができないキャラで、本当にもったいないと思いました。
脱線してしまった。 話を戻します。
そんな特に目立った特徴もない姉川が、クライマックスでいきなり犯人に飛びかかったのは唐突過ぎでした。 姉川に「女だてらに怖いもの知らず」とか「おとなしそうに見えて武闘派」とかの設定や複線があったならまだしも。 しかもそのあと右京さんが普通にお礼言ってるのも変。 姉川は警察官ではなく法務省からの預かりものだし、何より女性なのだから爆弾巻き付けた犯人に飛びかかるなんて危険な行為は絶対させてはならないはず。 本当の右京さんなら「何て無茶なことをするんですか」と叱るのが当たり前。
右京さんと言えば、「人材の墓場・杉下右京」の辺境っぷり・変人っぷりもまったく表現されていなくて、あれではただの「頭の切れる紳士的な刑事」でしかありません。 「細かいところが気になる」とか「紅茶好き」とか、そういう「杉下右京を表現する記号」だけを並べても何の意味もないのです。 そこにそのキャラクターが生きて動いていることが感じられなければ、その人物を描けたことにはなりません。 二次創作者が何を偉そうに、と思われるかもしれませんが、私が今までに読ませいただいた「相棒」同人誌を書かれた作家さんの方がよっぽどリアルに右京さんを描かれています。
捜一トリオも、ただそこにいるだけで、彼等じゃなきゃいけない理由が見つからなかった。 ラムネベイビー大河内春樹に至っては、間違った推理をさせるためにだけ出してきた感じだし。 こんな扱いをするなら出さなくて結構。 まったくもって無礼過ぎます。
戦前の予想通り、録画を残すに値しない作品でした。 「相棒」というタイトルを外していただきたい。 「警視庁特命係」とかでいいはずです。
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